結婚指輪はダイヤモンドあり?なし?それぞれのメリットと選ぶ際のポイントを解説
普段使いする結婚指輪だからこそ、ダイヤモンドはなしにしたほうが良いのか悩んでしまうもの。そこでこの記事では、先輩カップルの結婚指輪におけるダイヤモンド事情をはじめ、ダイヤモンドの有無を決める際のポイントなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
永遠の憧れの存在といえば、ダイヤモンドを思い浮かべる方は多いでしょう。宝石店で購入した場合は問題ありませんが、どこで購入したのかわからないダイヤモンドだと本物ではない可能性があります。そのため、「見分け方が知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、偽物と言われているダイヤモンドの種類や見分け方についてご紹介します。お手持ちのダイヤモンドが本物かどうかを知りたい方は、ぜひご参考にしてください。
ダイヤモンドの偽物とは、どのような物なのでしょうか。実を言うと、”偽物”という表現は本来適切ではなく、ダイヤモンドによく似た類似品が存在しているというのが正しい表現です。以下にご紹介するように、ダイヤモンドとよく似た石にも名称があり、それらは個々に認められた個別の宝石です。
ここでは、ダイヤモンドと比較されることの多い素材をご紹介します。
ジルコンは、合成石というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、天然石です。ジルコンには無色のほか、青、黄、緑などのカラーバリエーションがあります。特に無色透明なジルコンがダイヤモンドの代用品として頻繁に利用され、比較的リーズナブルな安価で流通しています。「ダイヤモンドより安い石」としての認識が強くなってしまいがちですが、ギリシャ時代から価値の高い石として認知されていた背景もあり、決してチープな石ではありません。
ジルコンとよく似た名前の宝石に「キュービックジルコニア」があります。ジルコンと混合されて認知されやすいですが、両者は別物です。
上述したキュービックジルコニアは、ダイヤモンドに似せて人間が作り出した合成石です。キュービックジルコニアは英語で書くと「Cubic Zirconia」で、この頭文字を取り”CZ”と表記されていることもあります。
キュービックジルコニアは複数の素材を合成して作られており、主原料のひとつにジルコニアが挙げられます。キュービックジルコニアに含まれる「ジルコニア」という成分の名称が「ジルコン」に似ていることから混同されることが多いようですが、ジルコニアを原料としたキュービックジルコニアとジルコンは別物です。
炭化ケイ素の水晶石であるモアッサナイトは自然界にも存在しますが、とても希少で流通しているもののほとんどが合成石です。
屈折率や熱伝導率が極めてダイヤモンドと近いため、開発当初は「ダイヤモンドテスター」と呼ばれる本物のダイヤモンドかどうかを判別する機械を使用しても、判別が困難だったと言われています。
ダイヤモンドとモアッサナイトの比較はカラーなどでも行うことが可能ですが、モース硬度と呼ばれる石の硬さを測定することで判断します。ダイヤモンドが最高値の10、モアッサナイトは9.24ですが、これは手軽に自宅では判定できません。
ホワイトサファイアは、天然石の「サファイア」の一種です。サファイアはコランダムと呼ばれる鉱物で、赤のコランダムをルビーと呼びます。ほかにも、サファイアはピンクやブルーなどがありますが、色が付かなかったのがホワイトサファイアです。
サファイアとしての価値は大きくないものの、透明で見た目がダイヤモンドに似ていることから模造品として取り扱われています。
本物のダイヤモンドと類似品を正確に判定することはできないものの、ある程度のレベルまでは判別が可能です。
そこで以下では、ダイヤモンドの特性である屈折率や熱伝導率などを利用して調べる方法をご紹介します。
熱伝導率を利用して、石に息を吹きかけてからの曇りがどのようになるかを目視することで、ダイヤモンドとそれ以外を見分けます。
ダイヤモンドの熱伝導率は結晶内の共有結合が強固で非常に高いため、息を吹きかけてもすぐに曇りが消えます。キュービックジルコニアやモアッサナイトは曇りが消えるスピードが遅いので、同時に両方の石が準備できれば検証が可能です。
本物のダイヤモンドの見分け方として、冷蔵庫に入れる方法もあります。上述したように、ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、冷蔵庫から取り出すとすぐに常温に戻ります。もしキュービックジルコニアやモアッサナイトを持っている場合は、同時に冷蔵庫から取り出して検証してみると良いでしょう。
また、冷蔵庫から取り出したときの温度差によってダイヤモンドが曇ったとしても、曇りが消えるスピードが速いので、それで検証することも可能です。
アクセサリーなどに装飾されておらず裸の石の状態であれば、紙に書いた黒い線の上に乗せて判別する方法も試してみましょう。
本物のダイヤモンドの場合にはその屈折率の影響で下に書いてある線を目視することができませんが、そのほかのほとんどの石では線を確認することができます。ただし、モアッサナイトで実験を行うとダイヤモンドと同じように線が目視できない場合もあります。モアッサナイトか本物のダイヤモンドかを判別する際は、上述した2つの方法で試してみてください。
本物のダイヤモンドは油分に弱い性質があるため、油性ペンなどで線を引くことが可能です。ただし、この方法は本物であった場合にダイヤモンドに色が付いてしまうので、あまりおすすめできません。
また水分を表面に垂らすと水滴が丸くなり、強く弾くのもダイヤモンドの特徴です。表面に平たく水滴が残っているなら、ダイヤモンドではない可能性があります。
自宅にブラックライトがある場合は、ダイヤモンドに光を当ててみると良いでしょう。本物のダイヤモンドにブラックライトを当てると、青く光ると言われています。そのため、もし青く光った場合は本物のダイヤモンドの可能性があると考えられます。
ただし、ダイヤモンドにも個体差があり、青く光らない=偽物とは断定できません。青く光った場合は、ほかの方法も試して確認してみると良いでしょう。
本物のダイヤモンドか見分けたいときは、最終的に専門の鑑定機関で鑑定してもらうことが大切です。日本国内にもいくつもの鑑定機関がありますが、日本の宝石鑑定判定基準の統一化を行う法人であるAGLは鑑定実績や取扱量が共に安定しています。そのため、AGLに加盟している所に持ち込むのが安全です。こういった機関は個人の依頼も引き受けてくれるので、気軽に相談してみると良いでしょう。
また、これからダイヤモンドを購入しようと考えている場合は、必ず専門機関の鑑定書が付いているかどうかを確認することをおすすめします。
キュービックジルコニアやモアッサナイトはダイヤモンドとは別の石ですが、「ダイヤモンド」として販売されている場合があるので注意が必要です。キュービックジルコニアやモアッサナイトなども美しい商品として単体で販売されているので、別物として買えば問題はありません。
もし、「自分が持っているダイヤモンドが違う石かもしれない」と不安なときは、今回ご紹介した方法で調べてみると良いでしょう。
アイプリモでは、最高基準のダイヤモンドを取り扱っています。0.18ct以上のダイヤモンドには信頼のおける「GIA」「CGL」「DGL」「AGT」「IIDGR」の5機関から発行された鑑定書を添付しますので、安心して本物のダイヤモンドを手に入れることができます。ダイヤモンド付きのジュエリーの購入を検討している方は、ぜひアイプリモをご利用ください。
更新日時:2024.8.28
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