結婚指輪はダイヤモンドあり?なし?それぞれのメリットと選ぶ際のポイントを解説
普段使いする結婚指輪だからこそ、ダイヤモンドはなしにしたほうが良いのか悩んでしまうもの。そこでこの記事では、先輩カップルの結婚指輪におけるダイヤモンド事情をはじめ、ダイヤモンドの有無を決める際のポイントなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
婚約指輪を購入しようと思っても、装飾としてつけるダイヤモンドを選ぶ基準がわからない、という方は多いと思います。ダイヤモンドは「4C」と呼ばれる4つの基準で評価されます。今回はその中の一つである「クラリティ」についてご紹介します。
ダイヤモンドの評価する上で重要なポイントとされる「クラリティ」とは、どのようなことを指しているのでしょうか。ここでは、クラリティについて詳しくご紹介します。
・透明度の評価
ダイヤモンドの評価を決めるクラリティとは、「透明度」のことを指していて、内包物がどの程度少ないのか評価する基準となっています。
ダイヤモンドは地球内部の地下深くで、極度な高熱と圧力をかけられることによって作られます。形成する際に、内部に不純物が入り込むため、その際の不純物が少ないほどクラリティ(透明度)は高いと評価されます。
・完全に不純物がないダイヤモンドは存在しない
クラリティは、内部に不純物が含まれていないほど、評価が高い傾向にあります。しかし、自然界では全く不純物を含まないダイヤモンドは、ほとんど存在しません。そのため、クラリティの高いダイヤモンドは、希少価値が高く、高価で取り引きされています。
【ダイヤモンドのクラリティを決める2つの特徴】
・インクルージョン
ダイヤモンドのクラリティを決める上で重要な要素が「インクルージョン」で、内包物という意味があります。ダイヤモンドが地中で形成される際に混入する他の鉱物の結晶などの異物、ダイヤモンドの裂け目や割れなどの結晶構造の歪みなどが該当します。
このインクルージョンが少ないほど、クラリティが高く評価されます。
・「ブレミッシュ」
「ブレミッシュ」は、ダイヤモンドの外側のクラリティを決める要素です。ダイヤモンドの表面の擦り傷や欠けのことを指していて、ブレミッシュが少ないほど、クラリティの評価が高い傾向にあります。
ダイヤモンドを取り扱っているお店によっても微妙な違いがありますが、クラリティにもグレードがあります。ここでは、クラリティのグレードがどのように分けられているのか、詳しくご紹介します。
【ダイヤモンドのクラリティのグレード】
・フローレス(FL):外部内部ともに無欠点
熟練の鑑定士が、ダイヤモンドを10倍に拡大して鑑定し、内部にも外部にも傷などの欠点が発見できなかった場合、クラリティの中でも最高評価のグレードの「フローレス」という評価が与えられます。希少価値が高く、市場にも出回る機会が少ないことから、高額で取り引きされます。
・インターナリーフローレス(IF):内部無欠点
熟練の鑑定士が、ダイヤモンドを10倍に拡大して鑑定したものの、内部などの内包物が確認できず、外部には微細な傷しか発見できなかった場合につけられるクラリティのグレードが「インターナリーフローレス」です。希少価値が高く、フローレスほどではありませんが、市場に出回ることも珍しい高いグレードです。
・ブイブイエスワン(VVS1):ごくごく僅かな内包物が認められる
ごくごく微小な内包物が発見されるクラリティのグレードなのが「ブイブイエスワン」です。熟練の鑑定士でも判別が難しいとされていて、目視でインクルージョンを確認することは出来ないと言われています。そのため、一般的に市場で流通していても、最高品質の扱いで取り引きされているグレードです。
・ブイブイエスツー(VVS2):ごくごく僅かな内包物が認められる
VVSクラスで2番目のクラリティの評価なのが「ブイブイエスツー」です。こちらも熟練の鑑定士でも判別するのが困難で、ごくごく微小な内包物が確認されるグレードになります。
・ブイエスワン(VS1):ごく僅かな内包物が認められる
ごく僅かな内包物が確認されるクラリティの評価なのが「ブイエスワン」です。熟練の鑑定士がダイヤモンドを10倍に拡大して鑑定し、注意深く確認してやっと見つけることができるグレードとなっています。一般の方がダイヤモンドを10倍に拡大しても、確認することは困難と言われています。そのため、こちらも肉眼では確認することが難しいグレードです。
・ブイエスツー(VS2):ごく僅かな内包物が認められる
VSクラスで2番目のクラリティの評価なのが「ブイエスツー」です。こちらも熟練の鑑定士が10倍に拡大して鑑定してようやく発見できるほど、ごく僅かな内包物が確認されるグレードになります。
・エスアイワン(SI1):僅かな内包物が認められる
僅かな内包物が発見されるクラリティの評価なのが「エスアイワン」です。熟練の鑑定士が10倍に拡大して鑑定し、目につくほどの内包物が発見されるグレードになります。
・エスアイツー(SI2):僅かな内包物が認められる
SIクラスで2番目のクラリティの評価なのが「エスアイツー」です。10倍に拡大した場合、一般の方でも内包物を発見することができるグレードになります。
クラリティの微妙な評価の差は、熟練の鑑定士でも見極めるのは困難です。そのため、クラリティの評価についてあまり気にしないのであれば、ダイヤモンドの評価基準である4Cのうち、クラリティ以外のカラット・カラー・カットのグレードを上げる方法もおすすめになります。
VS2とSI1との品質差は僅かな内包物の有無なので、クラリティよりもカットやカラットを優先した方が、見た目にわかりやすい違いが生まれるでしょう。
相手が婚約指輪を選ぶ上で、どのような点で喜ぶのか、事前にリサーチしておき、理想的な婚約指輪を購入するように検討してみてください。
ダイヤモンドの透明度を評価する基準であるクラリティは、「インクルージョン」と「ブレミッシュ」の有無で大きく価値が変わります。
しかし熟練の鑑定士でも高品質のグレードを見極めることが困難であるため、見た目のグレードを意識するのであれば、他の4Cであるカットやカラットのグレードを上げることを検討してみるのもよいでしょう。
グレードについては、相手の好みに合わせて選ぶことが大切なので、事前に好みを理解して、婚約指輪に装飾するダイヤモンドのグレードを決めていきましょう。
一方でご自分で判断なさるのは難しいと思います。アイプリモでは実店舗もご用意していて、専門知識をもったスタッフが誠心誠意対応させていただいておりますので、まずは足を運んでみられてはいかかでしょうか。
更新日時:2021.4.15
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