結婚指輪はダイヤモンドあり?なし?それぞれのメリットと選ぶ際のポイントを解説
普段使いする結婚指輪だからこそ、ダイヤモンドはなしにしたほうが良いのか悩んでしまうもの。そこでこの記事では、先輩カップルの結婚指輪におけるダイヤモンド事情をはじめ、ダイヤモンドの有無を決める際のポイントなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
「婚約指輪にはやはりダイヤモンドをプレゼントしたい」「プレゼントするなら一味違うカットのダイヤモンドを選びたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
太古から人々を魅了し続けてきたダイヤモンド。そのカット方法は昔から研究され続けており、今日では数えられない程のカット方法が生まれています。
今回は、カットの評価方法と主流なダイヤモンドのカットの種類、おすすめのカットについてご紹介します。また、ダイヤモンドを選ぶ際に重視したいカット以外の要素についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。
ダイヤモンドのカットは、機械ではなく職人の手によってひとつひとつ行われています。そのため、肉眼で確認できないレベルではありますが、それぞれのダイヤモンドにカットの技量差が現れます。カットの完成度はグレード分けに大きく影響し、グレードの高いものほど価格も高くなります。
カットの評価項目は、主に3点です。具体的には、カットの正確さを評価する「プロポーション」、表面の磨き具合を評価する「ポリッシュ」、カットの対称性を評価する「シンメトリー」です。
各項目は「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階で評価されます。その中でも、プロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの全てでExcellentの評価を得たダイヤモンドは「3EX(トリプルエクセレント)カットダイヤモンド」と呼ばれ、カットにおいて最高級の価値があることを意味します。
ダイヤモンドの輝きには3種類あるとされています。上部から差し込んだ光を反射して生まれる白く明るい輝き「ブリリアンシー」、ダイヤモンド内部でプリズム効果が生まれ、虹色の輝きとなって現れる「ファイア」、ダイヤモンドを動かした際に現れる動きのある輝き「シンチレーション」の3つです。高評価のダイヤモンドは、これらの輝きをバランスよく放ちます。
ダイヤモンドは、婚約指輪で中心的な飾りになることが多い宝石です。カットの方法で輝き方は大きく変わるため、自分好みのカットはどのようなものかを探してみましょう。以下で代表的なカット方法をご紹介します。
ラウンドブリリアントカットは、丸型に仕上げられるカットの種類です。100年以上前から確立された伝統的なカット法で、数学的に計算されたバランスの良い輝きが特徴です。
4Cのバランスを柔軟に選択することができるカットの方法なので、指輪のデザイン性や値段に応じて柔軟に決めたい方におすすめです。
エメラルドカットは長方形の形をしており、独特な輝きを放つのが魅力です。ダイヤモンドのテーブルが開放的であるため、透明感を楽しむことができます。
オーバルカットは、楕円形にカットされたダイヤモンドを指します。ラウンドブリリアントカットのように多くのファセット(面)を持ち、輝きを強調するデザインとなっているのが特徴です。主に、サファイアやルビーなどの宝石に用いられています。
ペアシェイプカットは、洋梨の形にカットされたダイヤモンドを指します。丸みを帯びた一端と尖った一端を持ち、独特でエレガントなフォルムに仕上がっているのが特徴です。
ペアシェイプカットは柔軟なデザインのため、ペンダントやリング、イヤリングなどさまざまなジュエリーに適しています。
マーキースカットは、長く細い楕円形で、両端が尖っている形状のダイヤモンドです。同じカラット数でも、ほかのカットよりも大きく見えることがあります。特徴的な形状により、エレガントなデザインとして、多くのジュエリーに用いられます。
ハートシェイプカットは、名前の通りハートの形をしたダイヤモンドです。ラウンドブリリアントカットと同じく、多くのファセットを持ちます。ユニークでロマンチックな形状から、婚約指輪やネックレス、ピアスなど多くのジュエリーデザインで利用されています。
先にご紹介したダイヤカットの種類の中でも、特におすすめしたいカットはラウンドブリリアントカットです。以下の項目で、ラウンドブリリアントカットをおすすめする理由について解説します。
ラウンドブリリアントカットは、光の屈折率・反射率が計算されたきめ細かいカットが特徴です。そのため、光が入ると複雑に反射し、綺麗な輝きを放ちます。
特に、正確な技術が施されたカット評価の高いダイヤモンドは、綺麗なカットが施されることでダイヤモンドの輝きを最大限に活かしてくれるので、高級感のある輝きを実現することができます。
ラウンドブリリアントカットは、円錐状の形をしています。ラウンドブリリアントカットの大きな表面は、外部の光を取り込んでより美しく輝くことに適した作りになっています。
ダイヤモンドをメインにした指輪を作成する場合、主役であるダイヤモンドはなるべく大きく見せたいもの。主役がより映えるためのカットとして、ラウンドブリリアントカットは最適です。
ダイヤモンドを選ぶ際は、カット以外の要素も確認しておくことをおすすめします。そこで以下では、カット以外にも重視したい「カラー」「カラット」「クラリティ」についてご紹介します。
カラーとは、ダイヤモンドの「色」を示す要素です。無色に近づくほど、ダイヤモンドの価値が高いと言われています。
カラーのグレードは以下の通りです。
D〜F | G〜J | K〜M | N〜R | S〜Z |
無色 | ほぼ無色 | 僅かな黄色 | 非常に薄い黄色 | 薄い黄色 |
なお、ダイヤモンドのカラーについては下記の記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
カラットとは、ダイヤモンドの「重さ」を示す要素です。重さが増すほどダイヤモンドのサイズも比例して大きくなるため、サイズ感を表す目安にもなります。ただし、正確には重さを表すため、カットが違うと同じカラット数でもサイズが異なる点は留意しましょう。
ダイヤモンドのカラットは、1カラット=0.2gで計算されています。
なお、カラットについては下記の記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ダイヤモンドのサイズの選び方とカラット以外に注目したいポイントをご紹介
クラリティとは、ダイヤモンドの「透明度」を表す要素です。ダイヤモンドの表面や内部には内包物(インクルージョン)やキズ(プレミッシュ)があり、そのサイズや数、位置などによってグレードが異なります。
クラリティのグレードは以下の通りです。
FL | IF | VVS1 | VVS2 | VS1 | VS2 | SI1 | SI2 | I1 | I2 | I3 |
内部無欠点 | ごくごく僅かな内包物 | ごく僅かな内包物 | 僅かな内包物 | 顕著な内包物 |
なお、クラリティについては下記の記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ダイヤモンドのクラリティとは?婚約指輪に適したグレードもご紹介
ダイヤモンドにはいくつものカットの方法があり、それぞれで雰囲気が全く異なります。せっかくダイヤモンドをメインにした指輪を贈るなら、カットにもこだわると良いでしょう。
そこでおすすめなのが、ラウンドブリリアントカットです。ダイヤモンドのカットの中で、最も美しく輝くとされるカッティングです。
ダイヤモンドに対するこだわりやダイヤモンドの選び方については、ぜひ以下の記事もご覧ください。
更新日時:2024.8.28
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