結婚指輪はダイヤモンドあり?なし?それぞれのメリットと選ぶ際のポイントを解説
普段使いする結婚指輪だからこそ、ダイヤモンドはなしにしたほうが良いのか悩んでしまうもの。そこでこの記事では、先輩カップルの結婚指輪におけるダイヤモンド事情をはじめ、ダイヤモンドの有無を決める際のポイントなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
ダイヤモンドの価値を決める代表的な基準である「4C」。ダイヤの重量を示す「カラット」、色を示す「カラー」、透明度を示す「クラリティ」、そして形のバランスを示すのが「カット」です。こだわりのダイヤモンドはこの「カット」においても秀逸な工夫がされています。
■ダイヤモンドには様々なカッティングが施されている
ダイヤモンドとひと口に言っても、宝石として用いる際にはそれぞれに様々なカットが施されています。その種類は非常に多く総数は明らかになっていませんが、ラウンド・カット、オーバル・カット、ジルコン・カット、ハート・シェイプ・カット、クォード・カット、エメラルド・カットなどは多くの宝石で見られる代表的なカットです。中でも、特に婚約指輪や結婚指輪で多く用いられているのが「ラウンド・ブリリアント・カット」。全体はきれいな丸い円形をしており、強い輝きを放つのが特徴です。
ダイヤモンドは天然石。採掘された時点でグレードがほぼ決まる「カラット」や「カラー」、「クラリティ」に対し「カット」は唯一、人間の技術力によって決まるグレードです。研磨技術は時代とともに進化しているため、新旧のダイヤモンドを比べるとそのカッティング技術には大きな違いが見て取れます。
カットの技巧が優れているほどダイヤモンドの色や美しさや輝きは増していき、熟練工の手にかかれば宝石内の含有物を目立たなくする、といったことも可能です。
■「3 Excellent(トリプルエクセレント)」とは
カットのグレードは「Excellent」を筆頭に、「VERY-GOOD」「GOOD」「FAIR」「POOR」という5段階となっていますが、実はExcellentのなかにさらに細かいグレードがあります。「3 Excellent(トリプルエクセレント)」、「H&C(ハートアンドキューピッド)」、そして両方の特徴を備えた「3 Excellent H&C(トリプルエクセレント ハートアンドキューピッド)」などがそれに当たります。
3 Excellent(トリプルエクセレント)はダイヤのプロポーション、目視要素などの総合評価である「カットグレード」、鑑定書に併記される「研磨の質(ポリッシュ)」、そして「対称性(シンメトリー)」の3つすべてが「Excellent」と判定されたダイヤモンドのことを指します。
■「H&C(ハートアンドキューピッド)」とは
一方、「H&C(ハートアンドキューピッド)」はカッティングの特徴から名付けられたグレードです。特殊な照明機材を使用してその仕上がりを見たとき片面からはキューピッドの8本の「弓矢」の形、そしてもう片面からは8個の「ハート」の模様が浮かび上がるダイヤモンドを指した名称となります。
H&Cはカット面の角度や形状がかなりの精度で整っている、対称性(シンメトリー)が高いダイヤモンドにしか見られない反射現象です。ハートの模様が少しでも不揃いだったり、8本の「矢」のうち1本でも崩れている部分があったりするだけでH&Cとは認定されないダイヤモンドも多数あると言われます。
なお、H&C(ハートアンドキューピッド)は国内鑑定機関、海外鑑定機関どちらでも鑑定していますが国内基準の方がより厳しいと言われています。ハートと天使の矢という結婚や愛の誓いにはぴったりのモチーフを持つことから、婚約指輪や結婚指輪用としても人気が高いダイヤです。
■ 両方の基準を満たす「3 Excellent H&C」も
3 Excellent、そしてH&C。片方のみの基準を満たしているダイヤモンドでも十分に美しい輝きを持ちますが、両方を兼ね備えている「3 Excellent H&C(トリプルエクセレント ハートアンドキューピッド)」という最高ランクのダイヤモンドもあります。これはその時々において、最高の技術力を用いてカットされたダイヤモンドである、という証明になります。
一生に一度の指輪なら最高ランクのダイヤモンドにこだわりたい。そう思う方は「カラット」「カラー」「クラリティ」といった項目に加え、3ExcellentやH&Cといった「カット」のグレードも考慮に入れながら選んでみてはいかがでしょうか。
更新日時:2021.4.15
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