プロポーズではロマンティックな言葉が成功の鍵を握ります。婚約指輪とともに印象的な言葉を贈り、OKをもらうのが定番の方法です。自分で思いつかないなら名作からフレーズを借りてくるのもいいでしょう。漫画、映画、ドラマなどには女性の心をゆさぶるようなプロポーズの名言があふれています。ここでは、男性が使えるプロポーズの名言集をまとめました。

素敵な愛の台詞がたくさん!名言集…映画編

映画『ノッティング・ヒルの恋人』で主人公は有名女優との恋愛についていけず、一度は別れを切り出します。しかし、大勢の記者がいる会見に紛れ込んで彼女にこう質問します。「もしタッカーさん(主人公)が自分をバカだと気づき、膝をついて再びやり直したいと頼んだら、どうしますか」。直接的に「結婚しよう」と言わないところ、そして女性に対して謙虚に構えているところがこの台詞の美しさです。プロポーズではあえて遠回しに「もしも僕のような駄目な男が君と結婚したいと思っていたらどうする」と聞くのもおすすめです。または、名作『恋人たちの予感』のプロポーズシーンにも映画史に輝く名言があります。長年、友達だった時間が長すぎて女性は男性の愛を信じられません。そこで、男性は「1日の終わりに話したいのは君だけだよ」といって愛を証明します。ずっと楽しく人生を一緒に過ごせるのはこの世で1人だけだと伝えているのです。直接的に「誰よりも君を愛している」と言わないところが粋なプロポーズだといえるでしょう。

名作に学ぼう!名言集…漫画・アニメ編

漫画のプロポーズシーンで有名なのが『めぞん一刻』です。主人公の五代は未亡人の響子に恋をしていますが、なかなか前の旦那さんを越えられる自信がありませんでした。しかし、プロポーズでは「残りの人生をおれにください」と宣言します。死んだ前夫の喪に服して生きるつもりだった五代の言葉は響子の心を溶かしていくのです。婚約指輪と一緒に女性へ捧げたい素敵なフレーズといえます。柔道漫画であり、アニメも大ヒットした『YAWARA!』の最終回も、新聞記者の松田がヒロインに告白します。海外に転勤することになった松田は別れる間際、ヒロインに「ずっと君のことが」と思いを伝えるのです。これまで周囲をやきもきさせてきた2人だけに感動が最高潮に達する名場面です。「ずっと」という言葉がとても重要で、それだけ愛を重ねた年月を連想させてくれます。プロポーズのときには「好きです」と言うよりも「ずっと好きです」という風に言葉を強調してみると、女性の心に響くでしょう。

文学好きにおすすめ!名言集…小説編

恋愛小説の名手、有川浩の代表作『図書館戦争』は名言の宝庫です。中でも堂上教官が主人公に贈る「お前は強い花だ」という台詞は実質上のプロポーズとして、ファンからも愛されています。婚約指輪や花を贈られて嫌がる女性がほとんどいないように、女性は美しいものを好みます。そのため、男性からほめられるときは美しいものに例えられたいのが女性なのです。プロポーズでは「あなたは僕の花です」と最大限の賛辞で女性を称えましょう。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』は高校生らしいストレートな恋のフレーズであふれています。大人になってプロポーズを考える年代になっても、ひたむきな言葉の響きには考えさせられるでしょう。「僕は思った。僕は君と出会うために生きてきたって」という台詞はよくあるものに読めますが、登場人物が本気で思っているからこそ感動を呼び起こします。一生に一度の女性へのプロポーズではまっすぐ思いを伝えることも重要です。

有名な台詞が多数!名言集…ドラマ編

1990年代のトレンディドラマ全盛期にヒットした『あすなろ白書』では「俺じゃだめか?」の名言が語り継がれるようになりました。これは片思いの女性に対して男性が贈った告白ですが、後ろから女性を抱きしめる「あすなろ抱き」と合わせて今では女性が憧れる告白シチュエーションのひとつです。知名度が高いフレーズだけに知っている女性も多いでしょう。男性は女性へのサービスのつもりで思いきって実行してみるのがコツです。大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では「誰といても生きることは面倒くさい」という会話の流れから男性がヒロインに告白します。「どっちにしても面倒くさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか」あまりロマンティックではありませんが、理屈っぽい言い回しが真剣に結婚を考えてくれたのだと分かって好感度が高まります。プロポーズでは誠実さが伝わるかが大事です。相手と結婚したい理由をしっかり伝えることを意識しましょう。かっこいいプロポーズでなくても真剣さが分かると女性は受け入れてくれます。

名作を参考に…素敵なプロポーズを考えて

名作にはインパクトのある告白フレーズから、意外とストレートなフレーズまでさまざまなプロポーズが描かれています。プロポーズの方法に迷っているときは名作を鑑賞するとヒントをもらえるでしょう。もちろん、フィクションの世界のように奇抜なシチュエーションはなかなか現実に起こりませんが、女性の好むフレーズは理解できます。あとは婚約指輪を用意するなどの準備を怠らず、男性の本気を分かってもらうための努力を徹底して本番に挑みましょう。