プロポーズが成功すると、ご両親へのあいさつ、友人や会社への報告を行い、晴れて婚約者という関係になります。ただ、そんな幸せを噛みしめるのもつかの間、プロポーズから入籍までの婚約期間には両家顔合わせ、引っ越し、入籍、結婚式へ向けた準備など行うべきことが数多くあるため、なるべく長い期間をとったほうが良いという意見もあります。
一方で婚約期間が長い場合の弊害もあります。期間が長過ぎた結果、愛が冷めて婚約解消となってしまう最悪のケースも多いためです。
そこで今回は婚約をするための方法をはじめ、一般的な婚約期間の長さ、婚約期間中に行うことなどをご紹介します。婚約期間が長い場合と短い場合のメリット・デメリット・注意点についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。
主に2つある!婚約をするための方法
婚姻届を提出すると法律で「結婚した」ということが認められますが、婚約にはそれがありません。では、婚約をするためにはどのような方法があるのでしょうか。以下にて2つの方法をご紹介します。
プロポーズをする
最もポピュラーな方法が、プロポーズです。プロポーズをして相手が承認すると、婚約が成立します。そのため、お互いに「将来結婚する」と認識していれば口約束でも良いのです。
婚約指輪を贈る
婚約指輪を贈ることによって、婚約することができます。実際に、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、婚約記念品が「あった」と回答した方は78.2%。このうち、婚約指輪をもらったと回答した方は89.8%という結果となっています。
「将来結婚したいね」というようなプロポーズだと、相手に気づいてもらえないことがあります。その点、婚約指輪は形として表すことができるので確実にプロポーズに気づいてもらえます。婚約指輪を受け取ったら結婚に同意したことになるため、形で表したい方は婚約指輪を贈ると良いでしょう。
なお、婚約指輪の検討期間は平均で1.3ヶ月前です。パートナーに喜んでもらえる婚約指輪を選ぶのには時間がかかるため、プロポーズをする日から逆算して購入することが大切です。
婚約期間の長さ
婚約期間を有意義に過ごすため、余裕を持ったスケジュールで進めていきたいと考える人が多いでしょう。ここでは、一般的な期間をご紹介します。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、プロポーズの実施時期の平均が挙式の16.2ヶ月前という結果になっています。ただし、挙式を行う前に婚姻届を提出するカップルもいるため、多くのカップルの婚姻期間が16.2ヶ月というわけではありません。誕生日や記念日など入籍したい日が決まっている場合は、スケジュールに余裕を持たせるためにも早めにプロポーズを検討すると良いでしょう。婚約期間を長めに取ることによって、結婚準備に余裕を持つことができます。
婚約期間中に行うこと
婚約期間中は、両家へのあいさつや結納・顔合わせなどやらなければならないことがいくつかあります。効率良く準備を進めるためにも、以下にてやらなければいけないことを押さえておきましょう。ただし、カップルによって内容や順番は異なるので、あくまで参考程度に留めておいてください。
両家へあいさつ
まずは、お互いのご両親へ結婚の報告に行きましょう。あいさつをする際は、以前からご両親と顔見知りであっても正装で行くのがマナーです。また、手土産も忘れないようにしましょう。
結納・顔合わせ
両家が参加する結納または顔合わせの会を行いましょう。ふたりの門出を両家の皆さんに温かく送り出してもらえるように、会場の設定や話しやすい雰囲気づくりなど、細部にこだわって計画することが大切です。
入籍日を決定
入籍する日を決定しましょう。ふたりの記念日や縁起の良い日、誕生日などを選ぶカップルが多いようです。
結婚式場を決定
人気の結婚式場だと予約がすぐに埋まってしまう可能性もあるので、早めに決定し、予約するのがおすすめです。必要であればブライダルフェアに参加するのも良いでしょう。
結婚式場に関しては、ふたりの予算感がずれていたり演出面で食い違いが起こったりといった喧嘩も起こりがちです。結婚情報誌や結婚情報サイトで費用相場をチェックしたり、ほかの人が行なった結婚式の例を見たりして、ふたりで話し合って決めましょう。
結婚指輪の購入
結婚指輪はふたりが長く着けていく大事な記念品です。時間がなくなって適当に選ぶことになってしまわないように、結婚指輪の手配も早めに手際よく行っておくことが大切です。
アイプリモの結婚指輪は、豊富なデザインと着け心地が魅力です。プロのジュエリーコーディネーターがおふたりの要望を伺い、一生ものの結婚指輪を選ぶお手伝いをいたします。
入籍前の準備で結婚指輪の購入が遅れてしまったという方にはお急ぎ仕上げが可能な商品もご提案させていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。
引っ越し
結婚を機に同棲を始める場合は、引っ越し準備も行いましょう。余裕を持った婚約期間を設定できていれば、より新生活にフィットした物件に出会う確率が高まります。
友人や会社へ結婚報告
友人や会社への結婚報告は早めに行うのがマナーです。会社の場合は先に上司に報告し、その際に今後の働き方や新婚旅行のお休みの有無なども一緒に伝えておきましょう。
入籍
そしていよいよ入籍となります。婚姻届へ必要事項を記入し、役所へ提出しましょう。婚姻届提出には証人の依頼や戸籍謄本、住民票なども必要になるので、早めに準備しておくことをおすすめします。
婚約期間が長い場合のメリット・デメリットと気を付けたいこと
ここでは、婚約期間が長い場合のメリット・デメリット、その際気を付けたいポイントをご紹介します。
婚約期間が長いメリット
婚約期間が比較的長い場合は、結婚式、結納などの準備に余裕が持てます。そのため、時間に追われすぎず仕事と両立しながら準備を進めていくことができます。時間があれば結婚式の内容もこだわれますし、同居に向けての引っ越し準備も焦らず行えるでしょう。
婚約期間が長いデメリット
婚約期間が長すぎるあまり、ふたりの愛が冷めて婚約解消になる場合もあるようです。結婚式の準備で忙しくなり、お互い余裕がなくなってしまうのも婚約解消のひとつの理由になるようです。
気を付けたいこと
婚約期間が長い場合は、余裕があるからとだらだらと過ごすのではなく、やらなければいけないことを洗い出し計画を立てていくことが大切です。またふたりの愛が冷めないように、婚約前と同じようにデートを楽しんだりお互い思いやりを持った行動をするよう心掛けたりなどの工夫も必要です。
プロポーズが成功することがゴールではありません。むしろプロポーズがスタートで、ここから本当のふたりの絆が深まっていきますので、婚約期間中は大事に一日一日を過ごしていきましょう。
婚約期間が短い場合のメリット・デメリットと気を付けたいこと
ここでは、婚約期間が短い場合のメリット・デメリット、その際気を付けたいポイントをご紹介します。
婚約期間が短いメリット
婚約期間が短い場合は気持ちが盛り上がった状態で結婚できるため、「本当にこの人と結婚して良いのだろうか」「結婚して幸せになれるのだろうか」など、気持ちが沈んでしまう、いわゆるマリッジブルーになりにくい可能性があります。幸せな気持ちのまま、結婚することができるでしょう。
婚約期間が短いデメリット
婚約期間が短いと結婚式の準備に時間をあまり割くことができず、慌ただしい日々を過ごすことになります。忙しいと気持ちに余裕がなくなり、喧嘩してしまうこともあるでしょう。
このほか、婚約してから結婚資金を貯金する場合は、あまり貯めることができない可能性があります。ふたりでお金の使い道を話し合って、協力しながら貯金をしていくことが大切です。
気を付けたいこと
婚約期間が短い場合は結婚準備に時間をかけられないため、婚約をしたらやらないといけないことをリストアップしておく必要があります。事前に把握しておかないと、例えば「結婚指輪の準備が間に合わなかった」ということになりかねません。結婚準備を効率良く進めていくためにも、リストアップしたらスケジュールも立てておきましょう。スケジュール通りにしっかり進めていけば、抜けなく結婚準備を行えるはずです。
まとめ
婚約期間は、しっかりと段取りを組んで結婚への準備を進めることが肝になります。
婚約期間は長ければ長いほど良いわけではなく、婚約期間を長く取りすぎたあまり、愛が冷めて婚約解消に至るケースもあります。反対に、婚約期間が短すぎると結婚準備に時間を割けず、余裕がなくなって喧嘩に発展するケースもあるでしょう。
理想の婚約期間は入籍希望日、結婚式、結納の日程など、それぞれのカップルの事情によっても変わるので、きちんと検討して決定することが重要です。これから婚約期間を過ごす皆さんは今回の記事をぜひ参考にしてみてください。