プロポーズをしたいなら、セリフや場所などだけでなく、いつするのかを考えることも重要です。いくら素敵な演出を用意しても、不適切なタイミングを選ぶと失敗してしまう可能性があります。逆に、最適なタイミングを選べば成功しやすくなるということです。そこで今回は、いつプロポーズすれば良いのかを具体的に紹介します。

プロポーズされるまでの交際期間はどのくらい?

いつプロポーズすべきか悩んでいる場合は、付き合い始めてからどれくらいで行うのが一般的なのかを知っておくと参考になります。短すぎると相手のことをよく把握できないこともあり、1年未満でプロポーズする人は少なくなっています。交際のペースにもよりますが、多いのはお互いのことが分かり結婚をイメージしやすくなる1~2年目。それより長い場合でも、2~3年の間にプロポーズするのが一般的のようです。4年を過ぎてからプロポーズする人は少なく、タイミングとしては遅めといえます。したがって、明確になんらかの理由がないのであれば、目安として3年以内にすることを念頭に置いておくと良いでしょう。

また、タイミングの目安として結婚を決める時期も挙げられます。プロポーズが成功しても、結婚するまでにはずいぶん時間がかかることも珍しくありません。結婚式場の予約をはじめとして、周囲への報告や両家への挨拶、結婚指輪の購入など多くのことをしなければならないからです。したがって、実際には挙式の1年くらい前に、すでに結婚を決めていたケースが多く見受けられます。ですから、挙式をしたい時期から1年前というのも、プロポーズのタイミングの目安になるということです。たとえば、交際して3年で結婚したいなら、2年が過ぎたころにはプロポーズしておくのが望ましいということになります。

プロポーズに適した人生のタイミング

付き合っている2人が置かれている状況は時間とともに変わっていきます。人生にはさまざまな変化があるので、そのなかでプロポーズに適したタイミングを見定めることが大事です。その代表として、就職や昇進が決まったときが挙げられます。就職すると安定した収入を得られるようになり、社会人としての責任感も強くなります。どちらも結婚生活を始める人にとって欠かせないものです。それらが備わる時期として、就職はプロポーズのタイミングとして適切となります。昇進に関しては、収入や責任感がますます強化されるため、さらに適したタイミングといえるでしょう。

お金がたまり金銭的な余裕ができたときも適切なタイミングの一つです。婚約指輪や挙式、新婚旅行のように、プロポーズや結婚にともなってお金が必要な局面は多くなります。さらに新生活の準備などもあるため、これらの費用を用意する余裕ができたタイミングでプロポーズをするのは自然なことです。また、相手の年齢を考えてタイミングを決めることも重要です。たとえば、周りで結婚する人が増える年齢や無理せずに出産できる年齢のうちに、相手は結婚したいと思っている場合も多いのです。そのような気持ちを汲み取ることで、喜ばれるタイミングでプロポーズできる可能性が高まるでしょう。

プロポーズにベストなタイミングは?

プロポーズをロマンチックなイベントとして捉えている人は多いでしょう。そのため、タイミングを検討するうえで、2人の気持ちが盛り上がりやすい日を選ぶこともポイントになります。クリスマスはその定番であり、カップルが多い街はロマンチックな雰囲気に包まれます。イルミネーションがきらめく中を歩いたり、普段とは違うディナーを楽しんだりすることで、気持ちが高揚していきプロポーズにふさわしい状況になりやすいです。また、愛を伝えるイベントであるバレンタインやホワイトデーも適しています。恥ずかしくて普段は口にできないセリフも抵抗なく伝えやすいので、プロポーズするタイミングとして良いでしょう。

2人にとって特別な意味のある日にプロポーズするのも良い選択です。たとえば、交際を始めた記念日を選ぶという方法があります。初デートの場所に行くような工夫をすれば、一緒に歩んできた思い出やたしかな絆が感じられるでしょう。サプライズで女性の誕生日にプロポーズするという方法もあります。彼女が生まれてきてくれたことに感謝を述べ、プレゼントとして婚約指輪を渡すといった流れはプロポーズの方法として定番となっています。また、結婚後もプロポーズのことを思いだしやすくするため、元旦などの覚えやすい日を選ぶというのも一つの手です。

何でもない日にプロポーズをするのはあり?

いくらプロポーズに適した日があると分かっていても、何らかの理由でそれらを選べないこともあるでしょう。わざわざ記念日やイベントなどに合わせるのは、気恥ずかしいという人もいるかもしれません。そういう場合は、必ずしもそうした日を意識する必要はありません。実際、そういった特別な日でなくてもプロポーズをするケースが多く見受けられます。それは、あえて何でもない日を選択することで得られるメリットもあるからです。たとえば、既存の記念日以外にプロポーズすることで、その日を2人にとっての新しい記念日にできます。毎年お祝いすることで、当時の新鮮な気持ちがよみがえり、二人の愛情を再確認できるでしょう。

部屋でのんびり過ごしているときや一緒に散歩をしているときなど、日常の中でのプロポーズを高く評価する女性もいます。肩ひじを張っていない状態だからこそ、プロポーズされるのと同時に、結婚生活における自然な様子をイメージできるのです。プロポーズは2人にとって素敵なイベントですが、結婚するとそのような特別な日が頻繁にあるわけではありません。平凡な日常の中でも、愛情や安らぎを感じられることが大切です。何でもない日にプロポーズすることは、その幸せが訪れることを予感させることにつながります。

プロポーズをした後の報告のタイミングは?

タイミングについては、プロポーズだけでなく成功した後に行う報告についても確認しておきましょう。優先度が高いのは両親に対する報告です。しかし、プロポーズが終わったからといって急いで行う必要はありません。それよりも2人で相談して、落ち着いてスムーズに報告できる時期を選ぶことが大事です。たとえば、しばらく経ってから相手の両親に挨拶にいくタイミングなどでも大丈夫です。また、プロポーズに関する報告は特に行わないケースもあります。ただし、結婚に関しては、両家に関することなので伝えないわけにはいきません。そのため、結婚に向けて動きだすときに、その意思や状況を報告する場合もあります。

一方で会社には、そもそもプロポーズの報告をする必要がありません。結婚の報告に関しても優先度は低く、具体的には結婚式場や挙式日が決定してからでも間に合います。ただし、入籍すると社内で行う手続きが発生するので、最後まで伝えないというわけにはいきません。また、上司を主賓として結婚式に招待したいのであれば、スケジュールを空けておいてもらうためにも、できるだけ早く報告したほうが良いでしょう。挙式の準備のために休みがちになる場合も、仕事の調整などが必要となるため、早目に報告しておくことが求められます。

いつプロポーズするかを決めよう!

プロポーズに適した日は多くあります。ただし、他のカップルには適していても、自分たちにはそうでない場合もあるので注意しなければなりません。2人の価値観や関係性などによって、プロポーズにふさわしい日は変わってきます。たとえば、クリスマスの騒がしい雰囲気になじめないなら、他の日を選んだほうが良いでしょう。紹介した中から、自分たちにとって最適な日やタイミングを検討してみてくださいね。