恋人との付き合いの中で、この人と結婚したいと思ったとき、どのタイミングで伝えたらいいのか悩ましいものです。特に今まで結婚を意識していなかった人の場合は、いまプロポーズするのは早いのか遅いのか気になってしまいます。実際に、付き合い始めてどれくらいでプロポーズを考えるべきなのでしょうか。ここでは、プロポーズを考えるべき時期、おすすめのタイミングについて紹介していきます。
プロポーズのタイミングは人それぞれ
付き合い始めてからプロポーズをするまでの期間は、人によって異なります。例えば、付き合ったその日にプロポーズをする人もいます。2人の価値観が合えば、交際期間に関わらず結婚してもうまくいくと考える人もいるのです。ただし、このケースは付き合う前からお互いのことを知っていたパターンが多い傾向です。一方で、付き合って5年以上経ってからプロポーズをした人もいます。理由としては、今後の人生のパートナーを決めるには、じっくりと相手を理解する期間が必要なことが挙げられます。
そんな中、最も多かったのが付き合ってから半年~2年以内の時期にプロポーズをしたカップルです。お互いのことを理解するには1年付き合えば十分という理由が挙げられます。また、この年齢までに結婚したいという希望があり、その年齢まで長くて2年だったというケースもあります。例えば、30歳までに結婚したい場合、28歳に付き合い始めたら必然的に2年以内には結婚を決めたいものです。以上のように、プロポーズまでの期間や理由はカップルによってさまざまです。だからこそ悩ましくなりますが、しっかりと考えたうえで決めたなら交際期間はあまり重要ではないといえるでしょう。
プロポーズの時期を決めたきっかけとは
プロポーズを決めるきっかけは、以下のような人生の節目となるタイミングが多い傾向です。まずは、年齢で男女ともに「30歳」を一つの区切りとして考えます。特に女性は30歳が結婚のリミットといわれていて、恋愛から結婚までを早く決めたい時期でもあります。男性も社会人として成長し、経済的に安定してくる頃です。次のきっかけは、周囲の環境が変わる時期に自分も影響を受けたことです。
特に30歳手前になると学生時代の友人から次々と結婚報告を受け、気が付けば多くの友人が既婚者という状況にもなります。結婚式に呼ばれたり、夫婦生活の話を聞いたりすることで、自分自身の結婚について考えることも多くなります。
男性の場合は仕事の転機もプロポーズを決断するきっかけになるでしょう。昇進して給料が上がれば、家族を養う余裕が生まれます。昇進によって自信が湧いてくると、プロポーズを決断する勇気も出てくることも大きいでしょう。また、転勤によって彼女と離れるのが不安なため、プロポーズをして転勤先で新婚生活を始めようと考えるケースもあります。さらに、起業や転職をする際、新しい未来を2人で切り開きたいという意志を持ってプロポーズする男性もいるようです。
授かり婚がプロポーズのきっかけとなるケースもあります。妊娠を報告された男性が、女性に対して責任を取らざるを得ない状況です。しかし、男性が結婚を前提に付き合っていても、なかなか決断できないうちに妊娠をしていた場合もあります。せっかくなので、2人の将来について話し合う機会になると良いでしょう。また、両親に恋人を紹介したことがきっかけで結婚話が進むこともあるようです。今まで結婚を意識していなくても、具体的な結婚の話が出てきた途端に意識しだす可能性は十分あります。
プロポーズはどのタイミングでするべき?
プロポーズを決断したものの、「具体的なタイミングをどうすればいいか」を迷う人も多いでしょう。人気があるタイミングは、イベントや記念日です。例えば、相手の誕生日はデートに誘いやすいうえ、特別感を出すことができます。誕生日プレゼントに見せかけて、婚約指輪をサプライズすることもできるでしょう。相手の誕生日がプロポーズによって、例年以上の特別な1日になるはずです。
また、クリスマスにプロポーズをすれば、ロマンティックな雰囲気を演出できます。特にロマンティックなものが好きな女性にとっては、憧れのシチュエーションです。イルミネーションに包まれる街中でデートした後、ホテルやレストランでプロポーズをするのも良いでしょう。
2人の記念日にプロポーズをする男性も多くいます。2人が付き合った日でも出会った日でも良いのですが、大事なのはお互いに記念日と認識している日であることです。自分が記念日だと思ってプロポーズしても、相手が記念日と認識していなければ特別感が薄れてしまいます。そのため、相手が記念日として意識している日を把握してからプロポーズをすると良いでしょう。記念日デートとして、普段は行かない高級なレストランへ行き、サプライズとしてプロポーズする手もあります。2人だけの特別な1日として、より強固なものになるはずです。
一方で、普通の何でもない日にプロポーズをされたい女性もいます。なぜなら、特別感がない代わりに、結婚後の何気ない日常を想像しやすいからです。家でテレビを観たりソファでくつろいだりしているときや、2人で買い物に出かけた帰りなどに、さりげなくプロポーズするのも良いでしょう。2人にとっての新しい記念日にもなり、結婚後の毎年の楽しみが増えます。
女性が喜ぶプロポーズのタイミングは?
プロポーズのタイミングにはさまざまな選択肢があり、迷ってしまうのではないでしょうか。
ここでは、Hanayumeのアンケートから、実際にどのようなタイミングでプロポーズをしたカップルが多いのかをご紹介します。
アンケートによると、全体の約57%と半数以上のカップルが「何でもない日」にプロポーズをしており、とくに決まった記念日でなくても2人にとって程よいタイミングでプロポーズをした方が多いようです。何でもない日のプロポーズはサプライズ感が強く、喜ぶ女性も多いはずです。ただし、女性側の準備ができていない状態で突然のサプライズを行うと戸惑われてしまう可能性もあります。「突然レストランに連れてこられたけど、すっぴんで恥ずかしい…」などと女性を困らせないように、あらかじめデートの約束をしておくなど、ある程度状況を考えて行うといいでしょう。
次いで多かったプロポーズのタイミングは、「2人の記念日」で約11%した。2人の記念日というのは、「付き合った日」のみならず、「2人が出会った日」や「2人がはじめてデートをした日」などと2人にとって「特別な日」を指します。付き合った日にこだわらず、お互いにとって思い出深い日を選んだカップルが多いようです。2人にとっての特別な日にプロポーズすれば、すでにお互いに大切な日をさらに思い出深いものに彩ってくれるでしょう。
次に多かったプロポーズのタイミングは約10%で「女性の誕生日」でした。誕生日は人生において大切な日です。毎年祝う記念日だからこそ、特別感も一層増して喜ぶ女性が多いようです。「そろそろ結婚してもいい年齢かな」と考えているカップルにとっては最適なタイミングといえるでしょう。女性が1つ年齢を重ねるタイミングに合わせて、2人での生活を考え始めるのもロマンチックですね。ただし、「結婚記念日」を新しい記念日として楽しみにしている女性もいます。誕生日とひとまとめにしてガッカリされないかどうか、それとなく探っておくといいでしょう。
続いてプロポーズのタイミングで多かったのが「クリスマス」でした。クリスマスといえば、多くのカップルが楽しみにしているイベントなのではないでしょうか。ロマンチックな独特の雰囲気が街やお店にも漂うため、雰囲気づくりにはぴったりの時期でしょう。クリスマスであれば、お互いにドレスアップをして華やかな場所やレストランに赴いても不自然ではありません。女性側が突然のプロポーズに焦らないで済むため、サプライズも成功しやすいでしょう。先にクリスマスプレゼントを渡し、そのあとにサプライズでプロポーズをすれば、驚きも喜びもひとしおのはずです。
他には、「ホワイトデー」にプロポーズをした方もいました。ホワイトデーは、「男性が女性にバレンタインのお返しをする日」として知られています。「男性が女性に感謝する」という点で、プロポーズも取り入れやすいようです。女性を驚かせたい方は、テーマパークやラグジュアリーなレストランへ連れていき、少し豪華なホワイトデーだと思わせてからプロポーズするとよいでしょう。
先輩カップルへのアンケートでは、「何でもない日」のプロポーズが多いことがわかりましたが、大切なのは相手に合ったプロポーズをすることです。突然のサプライズやロマンチックなシチュエーションに憧れる女性もいれば、何でもない日に日常の中でするプロポーズに喜ぶ女性もいます。逆に、サプライズが苦手な女性や、サプライズ感のない演出にガッカリしてしまう女性もいま。
プロポーズを考え始めたら女性の友人に協力してもらって本音を聞き出すのも良いですし、可能であればある程度理想のシチュエーションやタイミングについて探っておくことをおすすめします。
プロポーズ前に準備しておくことは?
プロポーズの日程が決まったら、次は当日のための準備をします。シチュエーションを考えたり、婚約指輪が必要なら早めに用意したりと、やるべきことはたくさんあるものです。相手に喜んでもらえるように、具体的な計画を立てていきましょう。
1.当日のプランを考える
まずは、プロポーズのシチュエーションや演出を考えておきましょう。花束やきれいな夜景の見える場所は、定番かつ人気の演出です。クリスマスや記念日、旅行先でプロポーズするのであれば、よりロマンティックなシチュエーションにするためにレストランやホテルを予約すると良いしょう。旅行先の場合は、交通ルートや観光スポットを調べておく必要もあります。一方、普通の日にさりげなくプロポーズをするのであれば、特別な演出は必要ありません。
ただし、ある程度は身だしなみをきちんとして、部屋や車の中をきれいにしておきましょう。どのようなシチュエーションであれ、自分の気持ちを誠実に伝えることが大切です。ロマンティックな演出はうれしいものですが、演出に頼り過ぎずに自分らしい言葉でプロポーズをしましょう。
2.指輪を準備する
プロポーズと同時に婚約指輪を渡すのであれば、数カ月前から準備を始めておきましょう。準備ができなくても、既製品なら当日に持ち帰ることができるので間に合います。しかし、相手のサイズに合わなかったり刻印が入れられなかったりするので、こだわるのなら時間をかけた方が良いです。オーダーメイドには、セミオーダーとフルオーダーがあり、オーダーできる範囲や製作期間が異なります。セミオーダーはリングデザインや素材、ダイヤモンドの大きさや品質など、予算に合わせてカスタマイズができます。製作期間には約3~4週間かかるので、1~2カ月前から準備すると良いでしょう。
フルオーダーはデザインを1から提案していきます。使用する宝石や素材などをデザイナーに相談しながら、オーダーが予算内に収まるか確認しながら決めます。製作自体は約2~3カ月かかりますが、デザインが決まるまでに1~3カ月かかるので、6カ月以上前から準備すると良いでしょう。また、相手の薬指のサイズを知っておく必要があります。相手の指輪をこっそり測るタイミングがあれば、そのときに調べておくと良いです。指輪を紙の上に置いて、内側を鉛筆でなぞってアクセサリーショップへ持っていき、店員にサイズを聞く方法があります。
もしくは、リング棒という指輪をサイズを測る器具を買い、こっそり計測するのも良いでしょう。指輪を拝借できない場合は、一緒に自由に試着できるアクセサリーショップに行って、さりげなく相手に指輪を着けてもらいます。その際に薬指に合うサイズを確認したり、指輪の好みを聞き出したりすると良いでしょう。
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時期が決まったら後は実行あるのみ
プロポーズをする時期が決まり、計画もしっかり立てたら後は準備をして実行あるのみです。素敵な演出や指輪もうれしいものですが、最も大事なのは誠実な気持ちです。結婚して生涯のパートナーになりたいという意思を、相手の目を見て真剣に伝えましょう。