プロポーズといえば、定番のプレゼントは指輪といえます。もちろんそれも理想的ですが、指輪だけがプレゼント・アイテムとは限りません。プロポーズに指輪を選ぶことには、男性側が秘密に用意するので相手の女性の好みが反映されないという面もあります。大切な思い出の指輪なので、せっかくなら一緒に選びたい、そんなときには指輪に代えてワインを贈るプロポーズをおすすめします。
ワインのプレゼントでプロポーズになる
プレゼント・アイテムとしてのワインは西欧では一般的なものです。ワインには多くの種類があり、価格帯もさまざま選べます。相手との関係や、宴会のテーマなどによって、ワインであれば選択肢がひろいのでプレゼントとして理想的です。タイミングが合えば、一緒に飲んで楽しむこともできます。ワインは欧州や中近東では数千年前から飲まれていた伝統のある飲み物です。ワインを楽しむ文化的伝統がある地域では、結婚記念日にワインをプレゼントする習慣がみられます。この場合、ワインには「熟成」を願う意味が込められるのです。高級なワインは長い時間貯蔵されて芳醇な香りをまといます。夫婦関係も時間が経つほどに熟成して、より深い関係になることをワインで象徴するわけです。
プロポーズは、結婚を目指す第一歩としての記念すべきイベントです。これから始まる新しい関係の熟成を願うには、ワインは理想的なプレゼント・アイテムとなり得るでしょう。
プロポーズにおすすめのワインは?
ワインのラベルには年号が入れられています。ワイン通の間では、その年号は重要なキーワードです。高品質のぶどうが収穫された年に作られたワインは、大きな期待を背負ってワインカーブでの熟成が待たれるからです。プロポーズの際の記念アイテムとしてワインを選ぶのであれば、年号にこだわって、プロポーズするその年に製造されたワインを選ぶとよいでしょう。何年か経ったあとで、プロポーズしたときのことを思い出しながら、熟成したワインの香りと共に時の流れを楽しむことができます。
また、ワインをプレゼント・アイテムに選ぶと将来一緒に飲むタイミングの話もできます。たとえば、子どもが生まれたときや、10年目の結婚記念日などに飲むことを誓ってみましょう。ほかには、二人が付き合い始めた年のワインを選ぶと、出会ってからプロポーズに至るまでのことを思い出されロマンチックな彩りが添えられます。彼女または彼の誕生年のワインを選ぶのも記念性が高まります。
ワイングラスを添えるのも素敵な演出
ワインを飲むときはワイングラスを用いるのが一般的です。そこで、プロポーズで贈るワインに合わせて、一緒にワイングラスを選んで贈るのもよいでしょう。ワインに多くの種類があるように、ワイングラスにも非常に多くの選択肢があります。たとえば、フランスワインは産地ごとに特色のある味と香りを楽しめます。その特徴を最大限に引き出すために、赤ワインであればボルドー型やブルゴーニュー型など、産地ごとのグラスもあるのです。その他にも、装飾性に富んだ王侯貴族風のデザインのグラスや、有名デザイナーがデザインしたモダンなグラスなども選べます。プロポーズアイテムとして、ワインと一緒にグラスをプレゼントすれば、さらに思い出深い贈り物になるでしょう。
ワイングラスの入手にはさまざまな方法があります。既に店頭に並んでいるものから選んでも良いですし、グラスメーカーに特注グラスをオーダーすることも可能です。多くのグラスメーカーや輸入代理店などでは「名入れ」のサービスを行っています。グラスの表面や底面に文字やデザインを彫刻してもらえるのです。また、グラス製造メーカーなどでワイングラス制作体験教室を行っている場合があります。そういったところで作ったオリジナルグラスも、思いのこもったプレゼントになるでしょう。
ワインラベルで気持ちを伝えよう
ワインボトルにはラベルが貼られています。ワインメーカーや各種銘柄ごとに魅力的なラベルがあり、自分が飲んだワインのラベルをコレクションする人たちもいます。プロポーズの贈り物のワインであれば、ぜひオリジナルのラベルを作ってみましょう。オリジナルラベルを制作してもらえるデザイン系の業者であれば、本格的なラベルを発注することもできます。この場合、発注枚数が問題になりますが、1枚から受注してもらえるところもあるのでネットなどを活用して調べてみましょう。
思い切ってオリジナルラベルつきワインを「量産」する手もあります。結婚後の各節目ごとに楽しむことを考えているのであれば、多めに作って自宅のワインカーブに保存しておくとよいでしょう。なお、オリジナルラベルにはプロポーズの言葉を入れておくと、あとで振り返ったときに思い出をよみがえらせることもできます。プロに頼まずに、自分で作るハンドメイドのラベルも、心がこもっていてプロポーズのプレゼント向きです。ハンドメイドならではのアイデアラベルもおすすめです。たとえば、「結婚指輪を一緒に選びに行くチケット」をラベルにして貼るのも面白いでしょう。
まとめ
指輪もよいのですが、ワインをプロポーズのアイテムとして使ってみましょう。ワインボトルにはおしゃれなデザインのものも多いので、ユニークなボトルを選ぶとインパクトのあるプロポーズを演出できます。オリジナルラベルなどを工夫すると、さらに印象深い思い出となるでしょう。ただし、ワインをプレゼントするだけでプロポーズという風潮ができているわけではありません。ワインを使う場合には、プロポーズであることを明確に伝えることも成功のポイントになります。