好きな相手からプロポーズを受けることは、とても幸せなことです。しかし、いつまでも幸せな気分にひたっているわけにはいきません。なぜなら、プロポーズを受けたあとはお互いのご両親へのあいさつや婚約指輪の購入、両家の顔合わせ・結納、結婚式の準備といったプロセスが待っているからです。

 

今回は、プロポーズされたら話し合うことやプロポーズ後の一般的な流れ、プロポーズから結婚までの期間が短い場合・長い場合のメリットとデメリットをご紹介します。

プロポーズされたら話し合うことリスト

プロポーズされたら、以下の内容をパートナーと話し合っておくのがおすすめです。

 

・今後の仕事

・入籍日

・引越し

・結婚式の有無

・結婚後の計画

 

仕事に関しては、そのまま続けるのか・雇用形態を変更するのか・退職するのかを話し合いましょう。会社に結婚報告をする際に仕事をどうするのかも伝えなければいけないため、早めに決めておくことをおすすめします。

 

結婚後の計画に関しては、子どもは欲しいか・マイホームは購入するかなどを話し合います。交際期間中に将来の話が出ていても考えが変わっている可能性があるため、あらためて話し合うと良いでしょう。

プロポーズ後の一般的な流れ

プロポーズをされたら、まずふたりの将来についてしっかりと話し合うことが大切です。その後できるだけ早く双方のご両親にあいさつをし、結婚を認めてもらうことが最初のステップとなります。それをクリアしたあとは、婚約指輪の購入や両家の顔合わせ、結納へと続きます。さらにその後は、結婚式の準備や婚姻届の提出、結婚指輪の購入など結婚式までのさまざまなプロセスごとに段階を経て進めていくことになります。

以下では、ふたりにとって初めての経験となる各プロセスでするべきことや注意点などを詳しく説明していきます。

まずはお互いのご両親にあいさつに行く

プロポーズを受けてお互いの結婚への意思を確認したら、それぞれのご両親へあいさつに行くことになります。その際に気になるのが「どちらの実家へ先にあいさつするか」という問題です。特に決まりはないものの、女性の実家へ先にあいさつに行くのが一般的です。ただし、女性の実家が遠方にあって休みをまとめてとらないとあいさつに行けないなどのやむを得ない事情がある場合は、男性の実家からあいさつするなど臨機応変な対応をすることも多くなっています。

また、あいさつは早い時期が望ましいのですが、スケジュールの調整や報告する際の準備も必要なため、プロポーズを受けてから1ヵ月後くらいが妥当だと言われています。

 

なお、当日は手土産を用意し、きちんとした身なりで約束の時間に余裕をもって訪問することが大切です。事前に自分のご両親には結婚相手のプロフィールを、そして結婚相手にも自分のご両親の職業や人柄、実家の家族構成などを伝えておくと、円滑に話を進めやすくなります。

 

なお、結婚のあいさつについては以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

 

結婚の挨拶の流れや当日のマナーを徹底解説!

婚約指輪を購入する

婚約指輪は、プロポーズの際に渡すケースもあれば、プロポーズ後にふたりで選ぶケースもあります。プロポーズと同時に渡す場合は、サプライズ的な喜びはあるものの、ぴったりのサイズの指輪を用意できるかどうか不安が残ります。また、宝石や指輪のデザインにも流行やさまざまなテイストがあるので、パートナーの好みでないものを選んでしまう可能性もないとは言い切れません。そのため、プロポーズを先にして、パートナーの好みに合う指輪をふたりで選ぶカップルが増えています。

そこで気をつけなくてはならないのが、婚約指輪を購入する時期です。遅くとも両家の顔合わせまでには購入しておくことをおすすめします。なぜなら、顔合わせの席でセレモニーとしてもっとも盛り上がるのが婚約指輪を披露するシーンだからです。そのため、顔合わせの日取りによってはタイトなスケジュールになる可能性もあります。

婚約指輪は一生の記念になるものですから、あれこれ迷ったり目移りしたりと、短い時間ですぐに決められるものではありません。また、好みのデザインが訪れた店舖で見つからない場合は、複数のジュエリーショップを回る必要が出てきます。加えて、婚約指輪は受注生産になることが多く、注文してから完成するまでに1ヵ月ほど、フルオーダーの場合は2〜3ヵ月かかる場合があります。だからこそ、じっくりと選びたい場合は早めに行動を開始したほうが安心です。

 

パートナーの好みの婚約指輪を贈りたい場合は、プロポーズサービスを利用するのも一案です。

アイプリモでは「パーフェクトプロポーズリング®」と「ダイヤモンド プロポーズ」をご用意しています。パーフェクトプロポーズリング®は、本物の婚約指輪でプロポーズを行い、その後パートナーの好みに合わせてデザインを変更できるサービスです。パートナーがデザインを気に入った場合は、そのまま愛用することもできます。

ダイヤモンド プロポーズは、本物のダイヤモンドを使用してプロポーズできるサービスです。プロポーズ後、そのダイヤモンドをパートナーと選んだ婚約指輪にセットするため、好みに合うデザインの指輪を贈ることができます。

パートナーの好みやサイズがわからなくても安心なので、サプライズしたい方はぜひアイプリモのプロポーズサービスをご利用ください。

 

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両家顔合わせや結納を行う

互いのご両親へのあいさつが終わったあとは、両家の顔合わせや結納を行います。かつては、両家の顔合わせと結納の両方を行うものでしたが、現在は食事をしながらお互いの家族を紹介し合う顔合わせだけで済ませるカップルも多くなってきました。そのため、結納を行うのかどうかはお互いのご両親へのあいさつの際に確認するか、事前に情報交換をしておくとスムーズに進めることができます。

 

顔合わせの会場はホテルや料亭、レストランの個室が使われることが多く、日程については結婚式の3~6ヵ月ほど前の吉日がおすすめです。ただし、会場も日程も出席者の顔ぶれによって変わるので、ご両親へのあいさつの際に両家の顔合わせの日程や出席者、食事の好みなどを確認しておくことが大切になります。出席者は、一般的に結婚する当人同士と両家のご両親になりますが、兄弟や姉妹、祖父母が出席するケースもあります。誰を出席させるかは家庭ごとに考え方も異なるため、事前に確認して準備を進めておきましょう。

 

なお、結納については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

 

結納とは?顔合わせ食事会との違いや結納金についてなど詳しくご紹介!

周囲に結婚報告を行う

続いて、周囲に結婚報告を行います。結婚報告のタイミングはカップルによって異なりますが、ご両親へのあいさつが済んでから周囲に報告することが基本です。

 

会社に結婚報告を行う際は、先に直属の上司に伝えるようにしましょう。次に、先輩・同僚・後輩の順に伝えていきます。先に仲の良い人に伝えてしまうとマナー違反になってしまうため、もし伝えてしまった場合はほかの人に話さないようにしてもらう必要があります。

 

友人に結婚報告を行う際は、なるべく同じタイミングで報告するのがおすすめです。時間が空いてしまうとほかの方から聞いてしまう可能性があり、交友関係に影響する恐れがあります。

 

なお、結婚報告については以下の記事で詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。

 

婚約報告の注意点・マナー・伝える内容をご紹介!

婚姻届を提出し入籍する

以前は挙式後に入籍することが多かったのですが、現在は挙式前に入籍するのが一般的になっています。両家の顔合わせを無事終えたあとの落ち着いたタイミングを狙って婚姻届を役所に提出しましょう。そうする理由のひとつに、入籍後のさまざまな手続きがスムーズにできるというメリットがあるからです。結婚式直後は、来賓やスピーチ、余興をしてくれた方々へ電話やメール、郵送などでお礼をしたりレンタル品を返却したりと、ホッとする間もないほど忙しくなります。その状況で入籍をして、運転免許証やマイナンバーカード、銀行口座、クレジットカードなどの名義変更や住所変更の手続きを行うのは、さらに大変な作業になるでしょう。そのため、結婚式の準備で忙しくなる前の時期に入籍するカップルが多くなっているのです。

また、新婚旅行で海外に行く際、旧姓でなく結婚後の姓でパスポートが作れるというメリットもあります。このように、結婚式前の入籍は、手続きのしやすさや忙しい時期を重複させないための現実的な選択肢となっています。

結婚指輪を購入する

結婚式の準備で欠かせないことのひとつが、結婚指輪の購入です。キリスト教式や人前式での指輪交換はもちろん、最近では希望すれば神前式でも指輪交換は行われます。またキリスト教式の結婚式も含めて、宗教上必ず行わなければならない儀式ではないので、披露宴で行う場合もあります。このように、特別な理由がない限り結婚式か披露宴では指輪の交換が行われるため、間に合うように購入するのが一般的です。

そこで、重要になるのがいつまでに注文すれば結婚式に間に合うのかといったスケジュールになります。結婚指輪も婚約指輪同様、オーダーメイドで購入する場合は完成までに1~2ヵ月ほど時間がかかります。加えて、ふたりで満足できる指輪を選ぶにはある程度の時間もかかるため、少なくとも結婚式の3~4ヵ月前には指輪選びをスタートさせたいところです。

また、結婚写真の前撮りの際に結婚指輪も撮影するなら、さらに時間的な余裕が必要になります。いずれにしても、結婚式の直前になるとさまざまな準備で慌ただしくなるため、早めに準備することが大切です。

 

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結婚式準備をする

有名な結婚式場の場合、1年以上前から予約が埋まっていることも珍しくないため、結婚式場選びは早めに始めることをおすすめします。ただし、結婚式場選びに迷わないためには、どのような結婚式にしたいのか、どのようなドレスを着用するのか、ゲストに誰を呼ぶのかなどのイメージを固めておくことが大切です。

 

結婚式のイメージが固まったら、ブライダルフェアや結婚式場の見学に参加しましょう。自分たちがイメージした結婚式にぴったりの、またはそれに近い結婚式場を探します。そして、お気に入りの結婚式場を見つけたら、具体的な式の日取りを決めて予約をしておきます。

人気の結婚式場の場合、迷っていると予約したい日が埋まってしまう可能性があるので、仮予約だけでもしておいたほうが安心です。その後、結婚式の内容やゲストについて話し合ったうえで、招待客リストを作成します。

新居を決める

別々に住んでいる、またはすでに同棲しており新しいところへ引越しを考えているカップルは、早めに新居を探して決めるようにしましょう。特に新生活が始まる3月・4月あたりはすぐに物件が埋まってしまう可能性があります。お互いに譲れない条件をピックアップしておき、空いた時間で物件探しを始めておくと良いかもしれません。

新婚旅行を検討する

新婚旅行に行く場合は、仕事の都合を考慮する必要があります。お互いに休みを取得しやすい日をピックアップして日程を決めると良いでしょう。

海外に行く場合は、パスポートの取得が必要です。結婚式準備で忙しくなるとパスポートの申請を忘れてしまう可能性があるので、早めに取得しておくことをおすすめします。

プロポーズから結婚までの期間が短い場合・長い場合のメリットとデメリット

プロポーズ後、どのタイミングで婚姻届を提出したら良いのか悩む方もいるでしょう。そこで以下では、プロポーズから結婚までの期間が短い場合・長い場合のメリットとデメリットをご紹介します。

婚約期間が短い場合

婚約期間が短い場合のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

プロポーズ後、すぐに結婚するメリットは「盛り上がった気持ちのまま結婚できる」です。

好きな相手との結婚が決まると、気分が高まるものです。その状態で婚姻届の提出まで進むので、幸せな気持ちで過ごすことができるでしょう。

デメリット

一方で、婚約期間が短い場合のデメリットに「結婚式準備を急いで進めないといけない」という点が挙げられます。希望する結婚式場の予約が取れなかったり、衣装や演出内容をゆっくり選んでいる時間がなかったりと、妥協しなければいけないことが出てくる可能性があります。

婚約期間が短いなかで結婚式を行う場合は、パートナーと譲れない条件などを早めに話し合っておくことをおすすめします。

婚約期間が長い場合

婚約期間が長い場合のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

プロポーズから結婚までの期間が長い場合のメリットに「ふたりのペースで準備を進められる」という点が挙げられます。時間にゆとりができると、例えば新居や結婚式場を納得いくまで探すことが可能です。これにより、後悔するのを防ぐことができます。

デメリット

一方で、プロポーズから結婚までの期間が長い場合のデメリットに「結婚に対する気持ちが冷めてしまう可能性がある」という点が挙げられます。婚約期間があまりにも長いと「いつ結婚するのだろう」と相手に不安を与えてしまいます。また、この不安からマリッジブルーになる方もいます。 婚約期間中にパートナーが不安にならないよう期間を決めておくことが大切です。

素敵な結婚生活をスタートさせよう

プロポーズから結婚するまでのプロセスでは、しなければならないことがたくさんあります。そのため、お互いに結婚の意思を確認しあったら、するべきことをリストにしてふたりで納得のいくまで話し合うことが大切です。そして、話し合った内容をもとにスケジュールを立て、それをひとつずつクリアしていくと、人生の一大事である結婚準備も比較的スムーズに進めることができます。幸せへの第一歩である結婚式に向けて、事前にしっかりと準備したうえで素敵な結婚生活をスタートさせましょう。