交際の仕方はカップルによってさまざまです。しかし、どのようなカップルにとっても、プロポーズが一世一代のイベントであることに変わりはありません。プロポーズを成功させたいなら、両親への挨拶や婚約指輪の準備、同棲などの正しい順番を把握しておいたほうが良いでしょう。そこで今回は、プロポーズにまつわる順番のマナーを紹介します。

婚約指輪の購入とプロポーズなら順番はどちらが先?

プロポーズのときは、婚約指輪を渡すの当然だと思っている人もいるのではないでしょうか。たしかに、ドラマや映画のプロポーズのシーンでは渡すことが多いですが、特にそのような決まりはありません。プロポーズが終わってから、あらためて渡してもマナー違反ではないということです。たとえば、プロポーズでは花束を渡しておいて、婚約指輪は後から一緒に選びにいくケースもあります。

どちらのパターンにもメリットがあるので、先入観にとらわれずによく考えて選択してください。ドラマや映画のように、プロポーズのときに渡されることに憧れている女性は多いでしょう。そのため、あらかじめ購入しておいてプロポーズと同時に渡すと、感動的な演出になりやすいメリットがあります。それに対して、プロポーズの後に買いにいくメリットは、婚約指輪に関するトラブルを避けやすくなることです。サイズが合わなかったり、デザインを気に入ってもらえなかったりする心配をする必要がありません。

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プロポーズ時の花束や指輪の演出の順番は?

プロポーズの演出として、指輪と花束の両方を渡すことを計画しているケースもあるでしょう。片方だけより喜んでもらえることも多いので、両方渡すことに問題はありません。しかし、渡す順番を間違えると効果が薄れてしまうので注意が必要です。

ルールがあるわけではありませんが、基本的には指輪より花束を先に渡しましょう。婚約指輪は持っていてもポケットに隠しておけますが、花束は持っていると丸見えだからです。見えているのになかなか渡さないと、間の抜けた印象を与えてしまいかねません。サプライズの効果も薄れてしまうので、花束を最初に渡すのが一般的になっています。そのあとに指輪も渡してプロポーズをするとスマートですが、さらにおすすめの順番があります。それは花束と指輪を渡すタイミングの間にプロポーズを挟むことです。まず花束を渡してからプロポーズをして、OKの返事をもらいましょう。それに対するアクションとして、指輪を渡すとより喜んでもらいやすいです。

プロポーズと同棲なら順番として理想的なのは?

交際をして仲が深まっていくと、同棲や半同棲を始めるカップルは少なくありません。一緒に暮らすことによって、お互いのことをより知ることができて、結婚への意識が高まっていくことも多いです。また、すでに結婚を意識しているからこそ、生活の相性を確認するために同棲するケースもあります。このように、同棲に有意義な面があるのはたしかですが、誰もが喜んで受け入れるわけではありません。

たとえば、育った環境の影響によって同棲を拒否する人もいるでしょう。異性の兄弟姉妹がいない環境で育って、恋人といえども親以外の異性がいることに馴染みにくい場合などです。さらに、両親の考えも大きく影響するので気を付けなければなりません。けじめを大切にしており、入籍や結婚式までは一緒に暮らすことを禁止していることも珍しくないです。無視して同棲を始めたことを知られると、関係は悪くなってしまうでしょう。両親がそのような考えなら、順番をしっかり守って同棲の前にプロポーズをしたほうが良いです。

両親への挨拶とプロポーズの順番は?

結婚式会場の手配をはじめ、結婚するにはいろいろな準備が必要です。すでに結婚の意志が固まっているなら、早く準備を進めたいと思うでしょう。準備のスタートになるのは両親への挨拶です。そのため、プロポーズをして結婚することが決まったら、まず両親に挨拶しにいくのが一般的な流れになっています。ただし、あくまでも本格的な挨拶に限った話です。それまでまったく報告しないのではなく、自分の両親には交際相手がいることを事前に知らせておくべきです。

交際相手を自分の両親に会わせて紹介しておくと、さらに良いでしょう。結婚を考えているなら、その気持ちも前もって伝えておいたほうが、プロポーズの後の挨拶をスムーズに行えます。両親への本格的な挨拶は失敗するわけにはいかないので、とても緊張するのが当たり前です。順番でいうと挨拶はプロポーズの後にするのが正解ですが、対策として事前に報告したり会わせたりすることによって、成功率を上げておきましょう。

タイミングを考えたプロポーズを!

プロポーズでは、誠意を示すことや素敵な言葉が必要になることは誰でも分かるでしょう。しかし、いろいろなタイミングに気を配ることも、重要なポイントであることを忘れてはいけません。タイミングを誤ると、演出の感動が減ったり結婚が遅れたりするかもしれません。両親への挨拶のタイミングなどについて、しっかり配慮するように心がけてください。そのうえで、相手に喜んでもらえるように適切な順番でプロポーズをしましょう。