もう悩まない・迷わない指輪選びのキホン

シンプルだからこそ質が重要!職人に聞く「よい指輪」の見極め方

  • 1. ダイヤを留める爪の精巧さ

    ブライダルリングというと、ダイヤモンドのカラット数やブランドのネームバリューでその価値を判断しがち。けれど、本当の品質の良い指輪というのは、見落としそうな細かい部分にこだわりが込められているものです。特に日本で作られる指輪は職人による技術の高さが評判を呼び、海外から購入しに来る顧客も多いとか。そこで、日本の職人魂が光る指輪の魅力について、アイプリモの商品を手がける林田さんに伺いました。
    林田さんによると、指輪で特に大切なのは、“見た目の美しさ”と着けたときの“指あたりの良さ”の二つ。多くの婚約指輪でその主役的存在となるのはダイヤモンド。林田さんによると、指輪の上でダイヤがより美しく輝くためには、それを留める爪がとても重要だそう。

    アイプリモの婚約指輪

    「ダイヤモンドが目立つように爪は小さくしつつ、指輪のデザインによって形も変え、ダイヤがぐらつかないように、しっかりと留めなければなりません。なおかつ、爪が6本であれば、6本のバランスも均等にする必要があります。ルーペでダイヤの高さや傾きなどを見ながら、ひとつひとつの爪の留める位置を決めていく。その作業はやはり経験を積んだ職人でないと難しいですね」(林田さん)

    ダイヤモンドを見るだけではなく、爪の留め方、バランスをチェックすることでその指輪に関わっている職人の腕の確かさ、こだわりの強さが分かってくるのです。

  • 2. 素材の強度、純度へのこだわり

    結婚指輪には美しい光沢を持ち、希少価値の高いプラチナが多く使われます。その純度にも各ブランドにこだわりがあります。アイプリモの場合は指輪に使用するプラチナの純度はPt950。純度が極めて高く、わずかに他の金属を混ぜることで硬度を高めているのです。
    また、指輪には「鋳造(ちゅうぞう)製法」と「鍛造(たんぞう)製法」の二種類の製造方法があります。

    アイプリモの技術力

    鋳造製法は先に型を作り、そこに金属を流し込む鋳造製法は同じデザインをいくつも作ることができます。一方の鍛造製法は指輪の素材となる地金に熱を加えて柔らかくし、叩いたり、伸ばしたりして棒状に仕上げ、それを曲げて指輪に成形していく方法。日本刀作りにも通じる鍛造製法は特に、職人ならではの技術や経験値が生きる、伝統的な製法です。

    最近では、地金をプレス機にかけて圧縮し、機械を使って成形する方法もありますが鍛錬を重ねて完成する指輪は密度や硬度が高いため、重量感のある滑らかな仕上がりと耐久性が最大の魅力に。鍛造製法というと、太さのあるストレートラインの指輪が一般的ですがアイプリモでは「ペルセウス」のように、日本人の華奢な手にも似合う細身で指がきれいに見えるやさしいウェーブラインのものも。「強度にもデザインにもこだわった指輪を」というデザイナーと職人の想いを感じることができます。

  • 3. 職人技が光る伝統的なミル打ち装飾

    指輪に施されている装飾にも職人の技が光るものがあります。その代表的なものがミル打ち(ミルグレイン)です。ミル打ちは、指輪のアームに粒状の小さな丸を連続打刻していく技法のこと。ヨーロッパの伝統的な熟練技法としても知られ、宝石の豪華な煌めきとはひと味違う、クラシカルで落ち着きのある光の反射が魅力です。
    小さな点を連ね、指輪に華やかさを持たせるミル打ちは、“タガネ”という道具を使い、手で一粒ずつ指輪に穴を打ち込んで装飾を施していきます。それこそ、職人の技がモノを言う技法。1mm前後の小さな点を、等間隔に、同じ大きさ、同じ深さで美しく打ち込むのはかなり精巧な作業。熟練の技を持った職人の手によって施されるミル打ちは温かみのある輝きや味わいを感じる美しい仕上がりが何よりの魅力なのです。
    アイプリモにも数々のミル打ちが施された指輪がありますが、林田さんがイチオシの指輪は「ディオーネ」。

    アイプリモの結婚指輪「ディオーネ」

    ディオーネのミルグレインは、ハート型なんです。とっても小さな粒なので一見、ハートと気づかない人もいるくらいのさりげなさが魅力。歳を重ねても愛着が湧くデザインだと思います」(林田さん)
    大人の可愛らしさを感じるオリジナルのミル打ちが施されたリングも要チェックです。

  • 4. ストレスを感じない指あたり

    外国人から見た日本製のブライダルリングの魅力として、よく上げられるのが「指あたりのよさ」です。指にあたる部分は角を無くし、内甲丸という丸みを帯びた仕上げにすることで、違和感なくす方法を多くのブランドで採用しています。
    アイプリモでは、単に丸みを持たせるだけではなく、手を握ったときの圧迫感の軽減にもこだわっているそう。鍛造製法で作り上げたハーフエタニティの「ウェスタリス」では、偏芯(へんしん)加工という技術により、手のひらに当たる握る部分が薄くなっているのが特徴。

    アイプリモのエタニティリング「ウェスタリス」

    内甲丸を強く効かせているため、指に当たる接点が少なく、指にはめるときに関節部分のスッと入り、着け心地が抜群なのです。“シルキータッチ”と呼ばれる表面の滑らかさもあり、指に通すのが楽しくなるほど。
    ブリジット」はダイヤを地金に埋め込んでいく、“彫り留め”という技術が用いられているため、エタニティでも表面の凹凸が少なく普段使いに最適。指に通すとき、手を握る時、指輪の表面に手を触れるとき。さまざまなシーンできめ細かな配慮と技術の高さを感じることができるのです。

  • 5. 信頼のおける工程管理

    「一生大切にしてもらう指輪だからこそ、丁寧に、心を込めています」
    そう話してくれた林田さん。アイプリモの指輪のサイズ直しやメンテナンスなどの工程では、分業制にせず、ひとりの職人が一本の指輪を最後まで担当するそう。もちろん、その作業はすべて手作業。
    使用されている純度も硬度も高いプラチナは粘りがあるため、とても磨きづらいそう。ルーペで覗きながら小さな傷を見逃さないように磨き上げる工程も、経験を積んだ高い技術を持つ職人だからできることなのだとか。こうした工程管理も信頼を集めている要因に。

    アイプリモの技術力

    「純度の高いプラチナなどの素材や指輪自体の製造過程がしっかりしていると、サイズ直しなど後からの工程がとてもスムーズに行えるんです。目に見えない地味な部分へのこだわりの強さがイコール品質のよさだと思います」(林田さん)
    顧客一人ひとりの指に合わせて、細かな加工を施し、刻印も一字一字丁寧に美しく、まっすぐに入れていく。「特別な指輪を作っている」という職人の誇りを感じる指輪は、まさに最高の品質を持つ、最高の宝物になるに違いありません。

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リング選びも、おふたりにとって幸福な時間であることを願っています。