もう悩まない・迷わない指輪選びのキホン
左手の薬指に輝く婚約指輪と結婚指輪。幸せを象徴するふたつのリングを重ねて着けることは、女性にとって何より贅沢なジュエリーの楽しみ方かもしれません。購入するタイミングが違う二本の指輪ですが、せっかくなら重ね着けすることを前提に購入するのが賢い選択です。実際、どんなところをポイントにして婚約指輪と結婚指輪のデザインを選べばよいのでしょうか。
もっともおすすめなのは、婚約指輪と結婚指輪を重ねて着けることを前提にしてデザインされたセットリングです。
着けたときにそれぞれの指輪の魅力を引き立ち、それでいて統一感が生まれるので、違和感なく、華やかさを指元に与えてくれます。
多くのジュエリーブランドがセットリングを販売していますが、アイプリモなどのブライダル専門ブランドであればデザイン数も豊富。さまざまな種類の中からお気に入りのセットリングを選ぶ楽しさも味わえます。
指輪のフォルムを見てみると、アームが一直線のストレート、柔らかく波打ったS字、中央にシャープな切り込みが入っているV字の3種類に分かれます。
スタンダードな重ね着けの方法としては、このフォルムが同じ婚約指輪と結婚指輪を選ぶこと。二本の指輪がぴたりと寄り添うラインなので、間に隙間ができず、スッキリとした印象になります。
ただし、ここで注意点が。もし、婚約指輪と結婚指輪を違うブランドやセットリング以外で購入する場合、S字やV字はそれぞれにカーブや角度に違いがあるものです。せっかく重ねて着けてもラインが微妙にずれてしまい、指輪と指輪の隙間もいびつに。フォルム自体にデザインが施されたものであれば、やはりセットリングを選ぶのがおすすめです。
もし、セットリング以外で購入する場合は、フォルムがストレートのものを選ぶと失敗がありません。最初のブライダルリングとなる婚約指輪を選ぶときは、のちのち重ねることになる結婚指輪のデザインも頭に置いて選ぶのが賢い購入方法といえそうです。
「重ね着けならではの楽しみ方をもっと味わいたい」というおしゃれ上級者なら、婚約指輪と結婚指輪とで違うフォルムを選んでみるのもよいでしょう。
例えば、婚約指輪がストレートのソリテールで結婚指輪がV字の組み合わせ。二本の指輪の間の空間をあえて広げることで婚約指輪のセンターストーンを引き立たせる効果も生まれます。
こうした、“抜け感”を生かしてセットリングを用意している場合もあります。
アイプリモの「アンティアーレ&ジャスティア」の組み合わせでは、一番星を思わせる存在感あるひと粒のダイヤモンドがきらめく婚約指輪「アンティアーレ」に、5粒のメレダイヤモンドを中央のV字に寄せた結婚指輪「ジャスティア」を重ね着け。大きなセンターダイヤモンドに美しく並べられたメレダイヤモンドが寄り添う、上品で華やかな印象の指元になります。こうしたライン違いのものを選ぶときはアームが細いものを選ぶとゴージャスになりすぎず、着け心地のよさも感じられます。
指輪のフォルムだけではなく、指輪に施されたモチーフなどのデザインを揃えることで二本の指輪に統一感を持たせることもできます。
例えば、指輪の装飾方法のひとつミル打ち(ミルグレイン)。指輪の地金の縁などに小さな丸い粒を連続して打ち込んでいく装飾で、ヨーロッパでは古くから伝わる装飾技法です。「ミルグレイン」とはラテン語で「千の粒」という意味で、「子宝」「永遠」「長寿」に繋がる縁起の良い装飾と言われてきました。できるだけ細かく、統一間隔で同じ大きさの粒ほど高い技術がいるだけに指輪としての価値も当然高くなります。
こうした古くから続く伝統的なミルグレインが施された指輪を重ね着けすれば、デザインとしてはもちろんのこと、指輪に込められる意味合いにも統一感が生まれます。
また、ロマンチックなハートでさりげなくお揃い感を味わうなんてこともできます。アイプリモの「ポラリス&ディオーネ」は婚約指輪の台座がハート型になっている「ポラリス」とミルグレインがハート型になっているおしゃれでキュートな結婚指輪「ディオーネ」の組み合わせが人気を集めています。自分のお気に入りのモチーフをアイコンにした指輪を選んでみてはいかがでしょうか。。
よく耳にするのが、「同じプラチナなのだけれど重ね着けしてみたらなんだか違うもののように見えてしまう」といった悩み。実は同じ素材でも配合する金属の割合や研磨の具合によって質感や色みが微妙に異なってしまうのです。ですから、ベストなのはやはり、同じお店、同じブランドで購入すること。
ブランドの中には、アイプリモのように、その年を象徴するイヤーモデルを発表するところも。デザインに込めた思いやネーミングの由来など、コンセプトにこだわりを持っているので選ぶ楽しみがさらに増えます。アイプリモでは、婚約指輪には夜空にきらめく星座など天体の名前、結婚指輪には天体を元にした神話や伝説になぞらえて指輪をデザインしています。
何十億年と昔に地球の奥底で誕生したダイヤモンドと同じように天体に誕生した宇宙の星たち。それらの壮大な出会いをも感じられる指輪は身に着けるだけでロマンチックな気持ちになれます。見た目に美しいのはもちろんのこと、重ねて着けることでさらに意味合いを増すストーリー性のある指輪は、一生大切に着けたくなりそうです。
好きという主観だけでなく「似合う」という客観的な視点でも選んでほしいから。パーソナルハンド診断ではプロが客観的な分析を行います。
一生もののリングにふさわしいストレスフリーな装着感。着けていることを忘れるほど指に自然になじむ軽やかな着け心地を確かめてほしい。