もう悩まない・迷わない指輪選びのキホン
ポイント
「彼女に内緒で指輪を用意し、突然のプロポーズで驚かせたい!」。そんなことを考えている男性の皆さん。驚かせるだけではなく、最後に彼女にちゃんと喜んでもらうには、彼女のハートを射止める婚約指輪選びが大切です。この指輪選びをおろそかにすると、「こんなはずではなかった…」という残念な結果になりかねません。
自分も彼女もハッピーになれる婚約指輪を選ぶには、実は堅実さが重要になってきます。つまり、スピードよりもじっくりと選ぶ準備が大切。はやる気持ちを抑えて地に足をつけた婚約指輪選びをしてください。そのためにまず必要なのが予算決め。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ」によると、婚約指輪にかける金額は、全国平均35.4万円という調査結果が出ています。とはいえ、それより安いから想いが軽い、逆に高いから想いが強いというわけではもちろんありません。金額よりもむしろ大切なのは“想い”。例えば、彼女に素敵な指輪をプレゼントするために、外食を控えて自炊にするなどし、お金を貯める。いつもは趣味に充てていたボーナスを婚約指輪のためにキープ。こうした行動を実践し、婚約指輪を購入したというエピソードそのものに、女性は感動するものです。背伸びしすぎることなく、思いが伝わる努力と予算を組むこと。サプライズプロポーズの計画は、ここをぜひポイントにしてみてください。
アクセサリーとして普段、指に着けるファッションリングと違い、婚約指輪となれば一生大切にできる品質を重視したお店選びが必要です。
一体、どこに行けばいいのか。そう悩んだら、値ごろ感をチェックする上でも、海外のハイジュエラー、ブライダルジュエリー専門ブランド、一般的なジュエリーショップを見比べてみるのもひとつです。そのなかから自分の予算に見合い、かつ価値のある婚約指輪を選べそうなショップを見極めるのです。今はネットである程度、価格帯や客層、購入者の感想もチェックできるので、そうしたものを参考にするのもよいでしょう。とはいえ、クチコミなどはあくまで他人の意見。決して鵜呑みにすることなく、最後は自分の目と感覚で大切な婚約指輪を選んでください。
慎重に選ぶにも、ベストなのはお店を2~3店に絞ることです。それ以上増えると、ただ疲れるだけ。お店に行くときはハシゴをせず1日1店舗にし、それぞれのお店の商品はもちろんのこと接客対応などもチェック。お店によってはショーケースを立って見るラウンドスタイルだけの店舗もあれば、時間をかけて選べるように着席スタイルのブースを用意している店舗も。
納得できる婚約指輪をじっくりと選ぶことを考えても、できれば下見に最適なラウンドスタイルと吟味できる着席スタイルの両方ある店舗を選ぶと間違いがありません。
お店を訪れるときはぜひ予約をしてください。あらかじめ、サプライズプロポーズを考えていることや予算などを伝えておけば、来店してからの流れがスムーズです。
もし、その場で購入を無理にすすめられるのが嫌であれば、あくまで下見として行きたい旨を伝えておけば、相手もそれに合わせて対応してくれます。
ここで大切なのが、婚約指輪を購入するタイミングです。
お店に行けばすぐに買えると思っている人、いませんか?
一般的に、婚約指輪となると指輪のデザインとそれに合わせるダイヤモンドを選んで組み合わせるセミオーダーが人気で、制作に1~2カ月ほど。デザインを一から作り上げるフルオーダーなら3カ月以上要します。既製品でも、イニシャルや刻印を入れるのに2~3週間かかります。納期までの期間を考えて、プロポーズする3カ月前にはお店の予約を入れましょう。
ひとりで婚約指輪選びとなると当然、わからないことだらけ。自分がつけるのではなく、彼女がつけるものだとなると余計に悩ましいものです。そして、その不安感はほぼすべての男性が抱くものです。決して、恥ずかしがることはありません。店員もそのことを充分に分かっているので、気後れすることなく、分からないことはどんどん質問しましょう。
何を聞いたらいいか分からないという人は、まずは自分の予算を伝えることからスタート。予算もまだはっきりしていないとなれば、「参考までに皆さん、どのくらいの予算のものを選んでいますか?」と聞いてみてください。
デザインに関しても、どのような指輪が人気なのか、婚約指輪にはどんなものを選べば間違いがないのかなどを聞いてみるのもありです。購入に至る前段階として、「教えてもらっていいですか?」とアドバイスを乞うのも大切です。
こうしたじっくりとしたやりとりを考えると、婚約指輪に対する知識をもった店員のいるアイプリモなどのブライダル専門ブランドに、まず足を運んで、指輪選びのポイントを教わるのもひとつかもしれません。
婚約指輪でよく使われるプラチナやダイヤモンドはそれぞれに世界基準に則ったグレードがあります。ですから、価格はそれに比例し、クオリティが高い物は高く、低いものはそれなりに…というのが一般的です。
ところが、同じグレードのものでも価格がぐんと上がる場合があります。その例が外資系などのハイブランドです。ブランドの名前がつくことで価値が加わり、価格が上がるわけです。そのブランドネームに自分たち自身が価値を感じるのであれば、一般的な価格よりも高かったとしても満足感を味わうことができるでしょう。
一方、購入価格とは別に、満足感とともに指輪の価値を高めるポイントがあります。それは、「誰から買ったか」という点です。男性ひとりでも気後れしないように親身になって話しを聞いてくれ、婚約指輪をもらう女性の立場になった意見も言ってくれる。強引に購入をすすめるのではなく、何度でも相談に乗ってくれる。そして、プロポーズのアドバイスや購入後のアフターメンテナンスなどについてもしっかりと話しをしてくれる。その接客スキルの高さに人は信頼感を覚え、「この人から買えば間違いがない」という確信を得ることができるのです。
モノ以上に人を選ぶ。大切な彼女に贈る大切な指輪だからこそ、信頼のおけるお店、信頼のおける人から買うことをぜひ重視してみてください。
好きという主観だけでなく「似合う」という客観的な視点でも選んでほしいから。パーソナルハンド診断ではプロが客観的な分析を行います。
一生もののリングにふさわしいストレスフリーな装着感。着けていることを忘れるほど指に自然になじむ軽やかな着け心地を確かめてほしい。