もう悩まない・迷わない指輪選びのキホン
自分にとって特別な指輪だからこそ、人と同じものでは嫌。そう考える人もきっと多いはず。
では、どうしたら「誰ともかぶらない私たちだけの指輪」を手に入れることができるのでしょうか。「誰も持っていないブランドにする」「奇をてらったデザインで個性を表現する」。もちろん、そうしたところにオリジナリティを感じる人もいるかもしれません。けれど「人と違うものを」と他人を意識するよりも、まず考えるべきは、“ふたりらしさ”。ふたりらしい指輪を選ぶことに注力するのです。その手始めとして、ふたりが「ステキ!」と共感し合えることはどんなことなのかを考えてみてください。登山をして山頂から眺めた下界の景色に一緒に感動したこと。映画のドラマチックなストーリーに一緒に涙を流したこと。ふたりの心がともに動いたときのシーンを思い出してみるのです。
結婚指輪を選ぶときは、お店に入ったとき、店員から話しを聞いたときにふたりが同じように心が動くことが大切です。一緒に心が動いたその瞬間。それがふたりらしい指輪との出会いのはじまりです。
指輪のデザインを選ぶときに大切にしたいのは、“自分らしさ”です。肩に力が入っているときではなく、フッと力が抜けて心が穏やかになり、人に優しくなれるときの自分を想像してみてください。
左手の薬指に着ける指輪は、自分に穏やかな気持ちを感じさせてくれるデザインであることが大切。“流行”や“人と違うもの”に囚われることなく、自分らしい心を感じさせてくれる指輪を選ぶ。そんな意識でショップに足を運んでみてください。
自分の手が、指が自慢。という人ってなかなかいないと思います。太くて短かったり、細くても節が目立っていたり。あまり好きではないと思っていた指を魅力的に見せてくれるのも指輪の大切な役目です。だからこそ、常に着けている結婚指輪は自分の手の形に合ったデザインを選ぶべき。
例えば、指が細く、指輪が根元まで深く入る場合、ストレートラインの指輪を着けると斜めに傾いてしまいがちです。そうした人はウェーブなど変化のあるデザインだと傾きも気にならず華奢な手も華やかに見えます。手が大きく、指も長い人はアームの幅が広いものや太めのV字などボリューム感のあるデザインがおすすめ。指が細くても節が目立つ人は、エタニティのようなリング全体が統一されたデザインを選ぶと指輪が回っても気になりません。
そして、リングの素材や色にも注目です。
結婚指輪というとプラチナを思い浮かべる人も多いはず。けれど、最近では日本人の肌に似合う色としてゴールドにも注目が集まっています。こうした素材の色を自分の肌とリンクさせることで、手もとにしっくりと馴染んで見えるのです。
例えば、色白であればプラチナ、オークル系の肌であればイエローゴールド、赤みのある肌であればピンクゴールド。個性を求めるのであればプラチナとゴールドのコンビを楽しんでみるのもよいでしょう。
友だちに「その結婚指輪ステキだね!」と言われたときに、どれだけの言葉を返すことができるか。実はそれこそが“人とかぶらない”ポイントになるのではないでしょうか。その指輪をつくり上げたデザイナーが何をイメージして作ったのかなど、作り手のこだわりがきちんと謳われている指輪を選ぶというのも重要です。
例えば、アイプリモでは、神話に基づいた指輪がイヤーモデルとして発売されてます。婚約指輪と結婚指輪がセットになったその名前は“オリオン”と“アルテミシア”。はるか昔、恋に落ちた狩人“オリオン”と女神“アルテミシア”。傷つけあいながらも深く愛し合い、ずっと一緒にいたいと願い続けたふたりは、やがて天にきらめく星と月となった。暗い夜空を照らすふたつの象徴になぞらえたその指輪が持つエピソードを聞いたとき、この指輪を選んだふたりは生涯、オリオンとアルテミシアに見守られながら幸せな人生を歩むのだろうなと想像できたのです。遠い昔から結ばれる運命にあり、指輪に導かれて出会ったふたり。そう考えると、なんともロマンチックな気分になります。
「ステキな結婚指輪だね」と言われたときに、ブランド名を伝えて終わるのではなく、その指輪に託された思いやこだわりを自分たちの口からどれだけ語れるか。それはふたりで選んだ指輪に対する愛情の深さにもつながります。ふたりのストーリーと重ね合わせられる指輪に出会える。とても素敵なことですよね。
ファッションリングとは違い、結婚指輪は何十年にも渡って身に着ける特別なものです。それだけに、時が経っても色褪せない魅力を放つ指輪を選ぶことも実は大切なこと。
人とかぶらないコーディネートにするためにも、結婚指輪は婚約指輪や普段身に着けているアクセサリーとのコーディネートを楽しめるデザインを選ぶのもポイントです。おすすめは、婚約指輪と結婚指輪の重ね着けを前提にデザインされたセットリング。結婚指輪1本だけ着けているときは、個性が感じられる主役としての輝きを放ち、重ね着けするときは、一緒につけている婚約指輪をさらに華やかに引き立たせる脇役として効果を発揮する。合わせるリングで人とかぶらないコーディネートを作りだせる。そうした使い勝手のよさを考慮したセットリングもぜひ、指輪選びの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
人とかぶらない指輪を手に入れるのに、究極はデザインをゼロから作り上げるフルオーダーです。けれど、制作にかける時間と予算の問題からあきらめざるを得ない人がほとんどだと思います。
そこで、おすすめなのがセレクトオーダーです。複数のデザインの中から自分の指に合うお気に入りのものを選び、それにダイヤモンドのルースなどを合わせてカスタマイズしていくのがセレクトオーダー。アイプリモなら、セレクトオーダーできる婚約指輪のデザインの数は70種類以上。アームの太さ、ライン、素材などが豊富で好みに合わせて選べるポイントが多いので、結果としてフルオーダーに近い感覚を味わうこともでそうです。誰ともかぶらない指輪をセミオーダーで作る。効率的にこだわりを叶える最良の策ともいえます。
好きという主観だけでなく「似合う」という客観的な視点でも選んでほしいから。パーソナルハンド診断ではプロが客観的な分析を行います。
一生もののリングにふさわしいストレスフリーな装着感。着けていることを忘れるほど指に自然になじむ軽やかな着け心地を確かめてほしい。