準備コラムPreparing
皆さんご存じの薔薇バラは、 多くの花の中でも人気のある花のひとつです。 今では、愛と美の象徴として扱われることが多いこの花。 古くから、想う人へ気持ちを伝える花として用いられ、 恋愛に関する花言葉が多いことでも有名です。薔薇バラの花言葉は、本数や色、部位、状態や組み合わせによっても変わってしまいます。何も考えずに薔薇を贈ろうとすることは大変危険なことなので、花言葉を知っておきましょう。そこで今回は、薔薇の花言葉をご紹介します。薔薇の花を贈ろうか悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。
INDEX
贈り物として人気の花である「薔薇」には、そもそもどのような特徴があるのかご存じでしょうか。
薔薇は地球上にある花の中でも最も美しいと言われており、「花の女王」と呼ばれています。そんな薔薇は人との関わりが長く、2000年以上もの歴史があるようです。
薔薇は品種改良が進められており、現在の品種数は4万以上。さまざまな種類が存在するためカラーバリエーションも豊富です。ただし、薔薇は本数や色、部位などによって花言葉が異なるため、贈る際には気をつけなければなりません。
ここではまずは、本数別の薔薇の意味を説明します。本数が少ないのは、コンパクトでさっと渡せる反面、インパクトに欠ける印象がありますのでひとつひとつの意味、花言葉が大切になってきます。
・1本の薔薇「あなただけ、一目惚れしました」
・2本の薔薇「世界にはあなたと私だけ」
・3本の薔薇「愛している!」
・4本の薔薇「死ぬまで気持ちは変わらない」
・5本の薔薇「あなたに出会えて本当にうれしい」
・6本の薔薇「お互いに敬い愛し合いましょう」
・7本の薔薇「ずっと言えませんでしたが好きでした」
・8本の薔薇「思いやりや励ましをありがとう」
・9本の薔薇「いつも一緒にいよう」
・10本の薔薇「あなたはパーフェクトです」
・11本の薔薇「最愛」
・12本の薔薇「私と付き合って、日ごとに愛が強くなる」「私の妻になってください」
12本の薔薇は「ダーズン(ダズン)ローズ」とも呼ばれています。昔のヨーロッパでは、男性がプロポーズするために12本の薔薇を摘んで、彼女にプレゼントするという風習がありました。その12本の薔薇には、それぞれに次のような意味がありました。愛情・情熱・感謝・希望・幸福・永遠・尊敬・努力・栄光・誠実・信頼・真実。ダーズンローズを贈ることは、「これらのすべてをあなたに誓います」という意味になるのです。
男性は女性に、これら12の想いを込めて「このすべてをあなたに誓います」という意味で薔薇を贈っていました。とってもロマンチックな風習です。最近では、日本でも結婚式の演出として取り入れるカップルも増えています。
・13本の薔薇「永遠の友情」
相手異性にプレゼントすると“友達でいましょう”という意味になります。
・14本の薔薇「誇りに思う」
・15本の薔薇「ごめん」
・16本の薔薇「不安な愛」
・17本の薔薇「絶望的な愛」
15、16、17本とネガティブな花言葉が続きますので要注意です。
・18本の薔薇「誠実」
・19本の薔薇「忍耐と期待」
・20本の薔薇「私のひとひらの愛」
本数別の花言葉はほとんどが良い意味です。しかし、13本・15本・16本・17本はシチュエーションによってはネガティブな意味になりますので注意しましょう。
続いて21本以上の薔薇の花言葉です。
・21本の薔薇「あなただけに尽くします」
・22本の薔薇「あなたの幸運を祈る」
・24本の薔薇「1日中思っています」
・25本の薔薇「あなたの幸せを祈っています」
・30本の薔薇「ご縁があると信じています」
・36本の薔薇「ドラマチック」「覚えています」
・40本の薔薇「真実の愛」
・44本の薔薇「変わらぬ愛を信じます」「出会い」
40本くらいであれば、花束にしてもかさばりすぎず、ほどよいボリュームと言えます。サプライズ演出で、プロポーズの瞬間まで花を隠しておきたいときにはぴったりです。
・50本の薔薇「恒久」や「永遠」「偶然の出会い」
「偶然の出会い」から付き合うことになったカップルには、ぜひこの50本の花束でプロポーズをしてほしいところ。「永遠」という言葉にしたがって、「この関係がいつまでも変わりませんように」と願いを込めるのも素敵です。
・99本の薔薇「永遠の愛、ずっと好きだった」
・100本の薔薇「100%の愛」
・101本の薔薇「これ以上ないほど愛しています」
・108本の薔薇「結婚して下さい」→プロポーズにぴったりです。
・365本の薔薇「あなたが毎日恋しい」
・999本の薔薇「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
・1000本の薔薇「1万年の愛を誓います」
いかがでしょうか。40本や50本などの本数のときと100本以上のインパクト抜群のときがありますが、それぞれの本数に意味がありますのでシーンごとに使い分けるのが良いでしょう。
本数と同じかそれ以上に花言葉の意味が重要になってきます。
・赤色の薔薇 「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」
・白色の薔薇 「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「純潔」「清純」
・ピンク色の薔薇 「しとやか」「上品」「かわいい人」「美しい少女」「愛の誓い」
・青色の薔薇 「夢がかなう」「奇跡」「神の祝福」
・黄色の薔薇 「友情」「平和」「愛の告白」
・オレンジ色の薔薇 「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」
・緑色の薔薇「穏やか」「希望を持ち得る」
・茶色の薔薇「ミステリアス」
・紫色の薔薇 「誇り」「気品」「尊敬」
・緋色の薔薇「灼熱の恋」
・濃紅色の薔薇 「内気」「恥ずかしさ」
・紅色の薔薇 「死ぬほど恋焦がれています」
・黒色の薔薇 「あなたはあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」
・虹色の薔薇 「無限の可能性」
・絞り模様の薔薇「満足」
・ドット柄の薔薇「君を忘れない」
黄色の薔薇についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
本数や色は、実にさまざまな意味や花言葉がありますが、薔薇は、花以外の部位にもちゃんと意味があるのです。
・葉「希望」「あきらめないで」「あなたは希望を持ち帰る」
・赤い薔薇の葉「無垢の美しさ」「あなたの幸福を祈る」
・枝「不快さ」
・トゲ「不幸中の幸い」
・つぼみ「愛の告白」
薔薇の状態や組み合わせによっても花言葉が異なるので、併せて押さえておきましょう。
状態
つぼみの状態と花が咲いている状態では、花言葉は変わります。また、赤色と白色の薔薇の状態によっても花言葉が以下のように変わるため、贈る際には注意しましょう。
・満開の薔薇「私は人妻」
・白い枯れた薔薇 「生涯を誓う」
・トゲのない薔薇 「誠意」「友情」
・赤いしおれた薔薇 「はかない」
・白いしおれた薔薇「束の間の印象」
組み合わせ
色だけでなく、つぼみと咲いている薔薇の組み合わせによっても花言葉は異なります。
・赤い薔薇の中に白い薔薇「打ち解けて仲が良い」「温かい心」
・黄色の薔薇の中に赤い薔薇「あなたがどんな不実でも」
・薔薇のつぼみ3本と開花した薔薇1本「あのことは永遠に秘密」
・薔薇のつぼみ1本と開花した薔薇2本「あのことは当分の間秘密」
本数別、色別、部位別、状態・組み合わせ別に説明してきましたが、中にはネガティブな意味があり場合によっては誤解を招きかねないものがあります。色別でいうと「黄」「黒赤」「赤に白班」の3色で、黄色の薔薇は「愛情の薄らぎ」「嫉妬」です。黒赤色の薔薇は「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」。赤に白班の薔薇は「戦争」「争い」です。また、13本の薔薇は「永遠の友情」 相手にプレゼントすると“友達でいましょう”という意味になります。15本の薔薇は「ごめん」、16本の薔薇は「不安な愛」、17本の薔薇は「絶望的な愛」、 15、16、17本とネガティブな花言葉が続きます。
部位別「枝」の花言葉は、「不快さ」「トゲ」の花言葉は「不幸中の幸い」で受け取る人によってはネガティブな意味になります。プレゼントの際は十分にご注意ください。
薔薇によって花言葉が異なることはわかっても、誰にどのような薔薇を贈れば良いのか混乱する方もいるでしょう。そこで以下では、贈る相手別におすすめの薔薇の色や本数をご紹介します。
恋人
恋人に贈る場合は、「赤い薔薇」がおすすめです。前述したように、赤い薔薇には「愛しています」や「愛情」などの花言葉があります。ただし、13本だと「永遠の友情」を意味するので、「愛している」を意味する3本、「最愛」を意味する11本の赤い薔薇を贈ると良いでしょう。
プロポーズをする際は、108本がベストです。
母親
母親に贈る場合は、「紫色の薔薇」がおすすめです。紫色の薔薇の花言葉は「誇り」「気品」「尊敬」なので、感謝の気持ちを込めて贈ると良いかもしれません。本数に関しては、「あなたの幸せを祈っています」を意味する25本がベストです。
父親
父親に贈る場合は、「黄色の薔薇」がおすすめです。黄色の薔薇には「平和」というポジティブな花言葉がある一方で、ネガティブな花言葉もあります。そのため、父親に黄色の薔薇を贈る際は本数にも注意しましょう。母親に贈るときと同様に25本にする他、「誇りに思う」を意味する14本にすると良いかもしれません。
友達
友達に贈る場合は、「青色の薔薇」や「オレンジ色の薔薇」がおすすめです。繰り返しになりますが、青色の薔薇には「夢がかなう」「奇跡」「神の祝福」という花言葉があります。オレンジ色の薔薇の花言葉は、「絆」「信頼」です。薔薇の本数は「永遠の友情」を意味する13本が望ましいでしょう。ただし、恋愛的な意味で好きな友達に贈るときは13本は避けるのが無難です。
婚約・結婚した人
婚約した人、結婚した人には「白色の薔薇」がおすすめです。見た目にも花言葉的にも、おめでたい席にはぴったりの色です。幸せを願うという意味を込めて、25本がベストだと言えます。
仕事関係の人
仕事関係の人で退職する際に薔薇を贈る場合は、「青色の薔薇」がおすすめです。前述したように、青色の薔薇の花言葉は「夢がかなう」「奇跡」「神の祝福」です。退職後の幸せを願って、25本贈ると良いでしょう。
薔薇は贈り物として定番の花とはいえ、どのようなシーンに贈るのが望ましいのでしょうか。以下では、贈る場面別に適した色や本数をご紹介します。
誕生日
大切な人が生まれた日を祝うためにも、誕生日に贈るのがおすすめです。例えば、恋人に贈る場合は「かわいい人」を意味するピンク色の薔薇や、「死ぬほど恋焦がれています」を意味する紅色の薔薇を贈るのも良いかもしれません。
誕生日に贈るときはあまりにも本数が多いとプロポーズだと思われることもあるので、お祝い目的で贈るなら「あなたに出会えて本当にうれしい」を意味する5本、「思いやりや励ましをありがとう」を意味する8本がベストです。贈る際は、花言葉も一緒に伝えることでより感動してもらえるでしょう。
プロポーズ
薔薇の花束を贈るシーンといえば、プロポーズをイメージする方が多いほど定番です。
プロポーズで薔薇の花を贈る際は、「赤色の薔薇」を選ぶと良いでしょう。本数に関しては108本がベストですが、「多すぎないか」と心配になる方もいるかもしれません。その場合は、「あなただけ」を意味する1本を選ぶのも素敵です。
結婚記念日
薔薇の花は、結婚記念日に贈るのもおすすめです。結婚記念日に赤色の薔薇で改めて愛を伝えるのも素敵ですが、違う色を選びたい場合は「オレンジ色の薔薇」を選ぶと良いでしょう。オレンジ色の薔薇には「絆」という花言葉があるので、ふたりの絆をより深めることができるはずです。
本数に関しては、改めて気持ちを伝える意味で「死ぬまで気持ちは変わらない」を意味する4本を選ぶと良いかもしれません。
これまで、薔薇の花に関する意味や花言葉を本数別、色別、部位別、状態・組み合わせ別にお伝えしてきました。実際は、これだけの意味があるとどういう風に選べば良いか迷ってしまうのではないでしょうか。しかし、贈り物ですから、まずは気持ちを込めることが一番大事でしょう。あとは、上記で説明した本数や色を中心に選ぶことです。実際はよほど花のことや花言葉に詳しい人でない限りは、贈り物に込められた意味はなかなか瞬時には理解できないでしょう。そのため、プロポーズなどの勝負をかけるシーンでは、言葉に出して花言葉の意味に乗せることがおすすめです。あなたの気持ちをしっかりと伝えることやメッセージカードを添えるなど工夫しましょう。
好きという主観だけでなく「似合う」という客観的な視点でも選んでほしいから。パーソナルハンド診断ではプロが客観的な分析を行います。
一生もののリングにふさわしいストレスフリーな装着感。着けていることを忘れるほど指に自然になじむ軽やかな着け心地を確かめてほしい。