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結婚を控えた方が情緒不安定になるマリッジブルーは、乗り越えなくてはならない最初の壁かもしれません。そこで今回は、マリッジブルーの主な原因や症状、乗り越え方をご紹介します。幸せな結婚生活を送るためにも、ぜひご参考にしてください。
「マリッジブルー」という言葉を見聞きしたことがあっても、具体的にどのようなものなのかご存じない方もいるのではないでしょうか。以下では、マリッジブルーについてご紹介します。
マリッジブルーの意味
マリッジブルーとは、結婚を前にした人が結婚や恋人に対して不安・不満を抱えている状態のこと。結婚するという自覚が芽生えることで、家庭を築くことへの不安や迷いが現れてしまい、本当にこのまま結婚して良いのかと精神的に落ち込んでしまう状態のことを指します。
男性もマリッジブルーになりやすい
マリッジブルーと聞くと「女性がなりやすい」と思う方もいるでしょう。しかし、男性でもマリッジブルーに悩まされています。一見女性の負担のほうが多い結婚に思えますが、収入面での不安、また本当に自分で良いのかと思い悩む男性は少なくありません。
女性は結婚式の直前やプロポーズ承諾後など、結婚前の段階でマリッジブルーを発症するケースが多いですが、男性の場合は結婚を承諾してもらうプロポーズ前に発症する方が多いようです。結婚を決断することへの恐怖や断られるのではないかという不安など、プロポーズ前の男性はネガティブな思考に陥ることがあります。
マリッジブルーの主な症状には、「落ち込みやすくなる」「イライラしやすくなる」「食欲がなくなる」「不眠になる」が挙げられます。
落ち込みやすくなる
マリッジブルーになると、普段であれば気にならないことでも気になり始め、落ち込みやすくなってしまいます。女性の場合は生理によってホルモンバランスが乱れ、一時的に落ち込みやすくなることもあるでしょう。しかし、生理に関係なかったり結婚について考えたときに落ち込みやすかったりする場合はマリッジブルーの可能性が高いと考えられます。
イライラしやすくなる
マリッジブルーになると、イライラしやすくなることもあります。普段であれば気にしないことでもパートナーの些細な一言にイライラしてしまう場合は、マリッジブルーの可能性があるでしょう。
食欲がなくなる
マリッジブルーになると、食欲がなくなることもあります。結婚や結婚式のことを考えると不安になったり、理由もわからないのにイライラしたりすると食欲減退につながるため、「いつもより食べる量がかなり減った」「急激に体重が減った」という方は、マリッジブルーの可能性が考えられます。
食欲がなくなると、結婚式当日に着用するドレスやタキシードなどの衣装のサイズが合わなくなる方もいるので、早めの対処が必要です。マリッジブルーになると、不眠になることもあります。結婚するとこれまでの生活から一変するため、「今後の生活はどうなるのか」「幸せな生活は続くのか」など不安な気持ちが大きくなり、眠れなくなってしまうのです。
また、不安を解消しようとインターネットで情報を調べているとやめられなくなり、朝を迎えるというケースもあります。
では、具体的に何が原因でマリッジブルーを引き起こしてしまうのでしょうか。その原因を以下でご紹介します。
今後の生活に対する不安
マリッジブルーになる大きな原因が「今後の生活に対する不安」です。これまでとさほど変わらない生活であれば将来不安になることはありませんが、例えば同棲生活を始めるとパートナーの生活に合わせなければなりません。また、引っ越しをしなければならない場合は、仕事を変えなければならないこともあるでしょう。環境が大きく変わってしまうため、その不安からマリッジブルーになる人が多いのです。
パートナーや家族に対する不安
マリッジブルーになる原因には、「パートナーや家族に対する不安」もあります。これまで別々に暮らしていて婚約を機に同棲を始めた場合、一緒に暮らしていく中でパートナーの見えなかった一面が見えてくるようになります。これにより、「この人と本当に結婚して良いのだろうか」と不安に感じることもあるでしょう。
この他、婚約をするとパートナーのご両親にもあいさつをしなければなりません。顔合わせをした際、「自分と合わないかも」と思ってしまうと今後の関係性に不安を覚えることがあります。
パートナーや相手のご両親とうまくやっていけるのか不安になり、マリッジブルーになってしまうのです。
結婚式準備のストレス
マリッジブルーになる原因には、「結婚式準備のストレス」もあります。結婚式準備には、主に結婚式場探しや衣装選び、ゲストのリストアップ、招待状の作成、引き出物選びなどやらなければならないことが多いもの。ペーパーアイテムを自作する場合は、さらに時間に追われてしまうでしょう。そのような中、パートナーが非協力的だと「ふたりの結婚式なのにどうして協力してくれないのか」とストレスを感じてしまいます。この結果、些細なことで喧嘩をしたりイライラしたりしてマリッジブルーになってしまうのです。
マリッジブルーになりやすいタイミングは人それぞれですが、主に「結婚式の準備期間中」や「入籍前」が多いと言われています。
結婚式の準備期間中はやらないといけないことが多く、それに加えて仕事をしている方は仕事も滞りなく進めなければなりません。結婚式準備と仕事の両立で心にゆとりがなくなってしまい、パートナーとの喧嘩にも発展しやすいため、マリッジブルーになってしまいやすいのです。
入籍前は、婚姻届を提出すると法的に夫婦として認められるようになります。結婚することを実感するため、「本当にこのまま結婚して良いのだろうか」と不安になってしまい、マリッジブルーになる方がいるようです。
マリッジブルーは、どのようにして乗り越えれば良いのでしょうか。以下でマリッジブルーの乗り越え方を4つご紹介するので、ぜひ実践してみてください。
相手と本音で話し合う
マリッジブルーになる主な原因は、将来やパートナーに対する不安です。その不安を自分の中に閉じ込めたままだとさらにマイナスな考えに陥り、不安が解消されることはありません。この結果マリッジブルーになってしまうため、不安を解消するためにも相手と本音で話し合うようにしましょう。
例えば、「結婚式準備をもっと積極的に手伝ってほしい」などの要望でも良いでしょう。ふたりでしっかり話し合うことで解決策が見出せますし、不安も解消されて絆がより深まるはずです。
何が原因か突き止める
将来に対する不安からマリッジブルーになることがありますが、漠然としていて具体的に何に対して不安を感じているのか明確でないこともあるでしょう。そのような場合は、原因の特定から始めると良いかもしれません。例えば、何でも良いので思い当たることを一通り紙に書いてみるのがおすすめです。紙に書くことで頭の整理にもなりますし、明確化することで解決の糸口を見つけることができます。また、紙に書いた内容をパートナーに見せて相談すれば、一緒に解決策を見出せる可能性もあるでしょう。
気分転換をしてみる
一人の時間を過ごしているとマイナスなことを考えてしまうこともあるため、気分転換をするのがおすすめです。結婚する前に行きたかった場所に足を運んだり、パートナーと一緒に旅行に行ったりすると良いかもしれません。また、体を動かすことも良いとされており、運動することでストレス解消につながります。
幸せいっぱいな新婚生活をイメージする
ネガティブな方向に物事を考えてしまうとマリッジブルーになる可能性があるため、幸せいっぱいな新婚生活を想像してみると良いでしょう。例えば、ペットを飼いたいと考えている場合はパートナーに相談し、ペットのいる暮らしを想像するのがおすすめです。また、将来子どもがほしいという場合は、赤ちゃんとの生活をイメージすると良いかもしれません。
パートナーとやってみたいこと、行ってみたいところなどをふたりで話し合うことも、マリッジブルー克服につながりやすいと言えます。
マリッジブルーはライトなものに見られがちですが、ストレスが溜まって情緒不安定な状態に陥っているので、場合によっては破局・浮気にまでことが進んでしまうこともあります。パートナーの様子がおかしいと思ったら、追求しすぎずにそっと寄り添い、可能であれば話し合いの場を設けて真剣に話し合うのも良いでしょう。マリッジブルーのときにプレッシャーや不満をぶつけられるとパートナーがふさぎ込んでしまうこともあるので、周囲の人間は注意して接する必要があります。マリッジブルーになるということは、パートナーがそれだけ真剣に結婚について考えているからこそ。多くのカップルがこのマリッジブルーを乗り越えて結婚式を迎えます。新しい生活の一歩を開くためにも、パートナーと支え合いマリッジブルーを乗り切りましょう。
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