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「仏滅=縁起が悪い日」というイメージがあり、特に結婚式は避けられやすい傾向にあります。そのため「この日に結婚式を挙げたいのに仏滅だから……」と諦めている方もいるのではないでしょうか。もし縁起が気になる場合は、毎月数回訪れる「一粒万倍日」と被っている日を選ぶのも一案です。 この記事では、仏滅やそれ以外の凶日、六曜(六輝)をご紹介します。仏滅の日を避けたほうが良いイベントについてもまとめているので、ぜひご覧ください。
仏滅には「仏が滅する日」という意味があるため、その日は何事もうまくいかないと考えられています。そのため、この日は新しいことへの挑戦を控えるのが望ましいとされています。
ここでは、仏滅以外の凶日と六曜(六輝)をご紹介します。
仏滅以外の凶日は以下の通りです。
・受死日(じゅしび)
・凶会日(くえにち)
・大禍日(たいかにち)
・狼籍日(ろうじゃくにち)
・滅門日(めつもんにち)
それぞれどのような日なのか、以下にてご紹介します。
受死日は、暦の中でもっとも凶日とされている日です。暦中下段と呼ばれる旧暦や伝統的な暦には受死日が「●」で表記されており、この理由から別名「黒日」とも呼ばれています。
受死日はお葬式以外はやってはいけないと言われているため、入籍や結婚式、引越し、納車、旅行などのイベント事は避けると良いでしょう。
凶会日には「万事に忌むべき日」という意味があり、この日も何事もうまくいかない日とされています。なかでも避けるべきなのはお祝い事と言われているため、入籍や結婚式などは控えるのがおすすめです。
大禍日には「大きな禍(災い)があるとされる日」という意味があります。新しいことを始めると、それがのちに争いに発展するとされているため、イベント事は避けたほうが良いでしょう。
狼籍日には「万事に失敗するとされる日」という意味があります。名前にある「狼藉」は混乱や無秩序を意味し、この日は特にトラブルや災難が発生しやすいとされています。大事なことを始めるには不向きな日なので、普段以上に注意深く過ごすことが重要です。
滅門日は、「家門に関する不吉な出来事が起こりやすい日」とされています。家族や家庭に災難が起こりやすいと言われているため、入籍や結婚式、引越し、マイホームの購入などは控えたほうが良いでしょう。
仏滅以外の六曜(六輝)は以下の通りです。
・先勝(せんしょう/さきがち)
・友引(ともびき)
・先負(せんぶ/さきまけ)
・大安(たいあん)
・赤口(しゃっこう/しゃっく)
それぞれ詳しくご紹介します。
先勝には「先んずれば即ち勝つ」という意味があります。物事を早めに済ませたほうが良い日で、この日は午前中が吉・午後が凶となります。
友引には「友を引く」という意味があり、この日は友に幸せをお裾分けすることからお祝い事に最適な日です。午前中、昼、夕方が吉なので、結婚式を行うならその時間帯が良いでしょう。正午が凶ですが、午前中に始めた結婚式が午後にまたいでも問題ないと言われています。
友引で注意したいのは、葬儀です。葬儀を行うと故人が友をあの世に引き寄せるという迷信があるため、友引の日に葬儀を行うことは避けられる傾向にあります。
先負には「先んずれば即ち負ける」という意味があり、急ぎのことや勝負事には向かない日とされています。午前中が凶・午後が吉なので、重要なことは午後に行うと良いでしょう。
大安には「大いに安し」という意味があり、六曜(六輝)の中でもっとも吉とされる日です。どの時間帯も吉なので、お祝い事や勝負事、重要な用事などは大安の日に行うのがおすすめです。
赤口は、争いや災難を招く不吉な日とされています。「赤舌日(しゃくぜつにち)」と呼ばれる争いや災難を招くとされる神が由来と言われており、この神が支配する日はすべてが消滅すると言い伝えられています。そのため、赤口は大凶の日とされているのです。
ただし、午前11時から午後1時までは吉となっています。重要な用事がある場合は、正午に済ませると良いでしょう。
仏滅の日には、以下のイベントは避けたほうが良いと言われています。
仏滅の日に入籍することは縁起が悪いとされるため、避けられる傾向にあります。前述したように、仏滅は「すべてが滅びる日」という意味を持つからです。入籍は新しい家庭の始まりを祝うものなので、不吉な日である仏滅は避けたほうが良いでしょう。仏滅を避けることで、ポジティブなスタートを切ることができるはずです。
結婚は新しい生活の始まりであり幸運や繁栄を願うものなので、結婚式は仏滅の日を避け、その願いを損なわないようにするという考えがあります。この理由により、仏滅の日に結婚式を行わないカップルが多いのです。
しかし、仏滅の日を避けるカップルが多いということは、結婚式場の予約が取りやすいことを意味します。ふたりが結婚式を行いたい日に執り行うことができるため、六曜(六輝)や縁起を気にしない方は仏滅の日を選ぶと良いでしょう。結婚式場によっては、大安の日よりも安く利用できることがあります。
このほか、結婚式を仏滅の日に行うことでゲストにもメリットがあります。それは、ほかの人の結婚式と被りにくいことです。ふたりの新しい門出を祝う結婚式は、縁起の良い大安の日を選ぶ方が多いため、ゲストによっては「親戚の結婚式と被ってしまう」ということもあるでしょう。これにより、どちらの結婚式しか参加できなくなってしまうのです。その点、仏滅の日にすることでほかの人の結婚式と被りにくくなり、ゲストが参加しやすくなります。
引越しは新しい生活の始まりです。仏滅は新しいことを始めるには不適切な日とされているため、その日に引越しをすることで「新しい住まいでの生活が不運や不幸に見舞われるのではないか」と考える方もいます。これにより、仏滅の日に引越しを行うのは避けたほうが良いと言われています。
ただし、結婚式と同様に引越しも仏滅の日であれば業者のスケジュールに空きがあり、希望日に引越しを済ませられるかもしれません。
仏滅の日に納車をすると、「事故やトラブルが起きやすいのではないか」と心配する方もいます。もしそのような不安があれば、仏滅の日の納車は避けると良いでしょう。
仏滅の日は、これらのイベントを絶対に避けたほうが良いというわけではありません。六曜(六輝)は伝統や文化的な背景に基づくものであり、科学的な根拠はないためふたりで話し合って決めることが大切です。
大安と同じくらい良い日とされている日に「一粒万倍日」があります。一粒万倍日は「一粒の種が万倍に実る」という意味を持つ吉日です。この一粒万倍日と仏滅が重なった場合、仏滅の凶が打ち消されると解釈されることがあります。そのため、結婚式を行うなら一粒万倍日が重なる日を選ぶのも一案です。
仏滅は、1日を通して何事もうまくいかない日と考えられています。そのため、入籍や結婚式、引越し、納車などは避けたほうが良いかもしれません。とはいえ、「どうしてもこの日に入籍したい・結婚式を挙げたい」という場合は、六曜(六輝)をあまり気にする必要はないと言えます。六曜(六輝)は一種の占いのようなものなので、ふたりの好きな日に婚姻届の提出や挙式を行うと良いでしょう。
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