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プロポーズをして結婚が決まったら、パートナーと自分のご両親へ結婚の挨拶に行きます。結婚の挨拶時にはさまざまなマナーが存在するため、それを知らずに伺うと相手のご両親に良い印象を与えられないかもしれません。パートナーのご両親と良好な関係を築くためにも、マナーを押さえておきましょう。 そこで今回は、結婚の挨拶当日までの流れや挨拶時のマナーをご紹介します。また、結婚挨拶に関するよくある疑問についてもお答えしているので、ぜひご参考にしてください。
結婚の挨拶をする際、どのような流れで進めれば良いのかわからない方は多いでしょう。そこで以下では、一般的な結婚挨拶の流れをご紹介します。
まずはご両親のスケジュールを確認して日取りを決めます。ご両親の都合を優先して、スケジュールを調整しましょう。いきなり数日後に挨拶に伺うとお互いの準備が間に合わなくなる可能性があるため、最低でも2週間は空けることが大切です。
ご両親から時間の指定がない場合は、食事どきを避けて14時〜17時頃に設定するのがおすすめです。
挨拶に伺う日程が決まったら、当日までにお互いのご両親に関する情報を共有します。例えば、ご両親の出身地や好きな食べ物、趣味の話などを事前に把握しておくことで、当日の話題に困る心配がありません。反対に、触れられたくないことがあればそれもパートナーに確認しておくと良いでしょう。そうすれば、パートナーのご両親と良好な関係を築くことができるはずです。
このほか、ご両親から聞かれそうな質問もふたりで認識をすり合わせておくのがおすすめです。結婚式を挙げるのか、結婚後はどこに住むのかなどを決めておくとご両親を安心させることができます。
結婚の挨拶に行く際は、スーツやワンピースが一般的です。カジュアルな服装で行くと結婚に対する誠意が伝わりにくくなってしまうため、相手のご両親と何度か会っていたとしても結婚挨拶のときはフォーマルな服装を心掛けましょう。
スーツやワンピースは、「汚れていないか」「シワがないか」などを事前に確認しておくことが必要です。もし汚れやシワがあればクリーニングに出して、挨拶当日までに間に合うよう準備をしておきましょう。結婚挨拶当日に着る洋服がない場合は、購入して準備してください。
結婚挨拶に伺う際は、手土産の準備も必要です。手土産で人気の品には「和菓子・洋菓子」「お酒」「地元の名産品」などがあります。ご両親の好みを聞いて準備しておくと良いでしょう。
手土産を選ぶ際は、ご両親の自宅近くで買ってはいけません。有名店であっても間に合わせだと思われてしまう可能性があるため、避けるようにしましょう。また、手土産は賞味期限が長持ちするものを選ぶのがおすすめです。
「結婚の挨拶だから」と高価な手土産を用意する方もいますが、あまりにも高価なものは相手のご両親に気を遣わせてしまいます。そのため、3,000円〜5,000円を目安に選ぶと良いかもしれません。
結婚の挨拶時にはさまざまなマナーがあります。相手のご両親に失礼のないよう、以下にてマナーを押さえておきましょう。
結婚挨拶時、遅刻をするのはマナー違反です。少しでも遅刻しそうなときは、早めに連絡をするようにしましょう。また、遅刻をしないようにと早めに家を出た結果、ご両親の自宅に早く着きすぎることもあるかもしれません。その場合は、近くで待っておくのがベストです。予定時間よりも早く訪問すると相手のご両親に気を遣わせてしまうため、2〜3分前に到着するように時間を調整しましょう。
自宅の前に到着したら、インターホンを鳴らす前に身だしなみの確認をします。コートを着用している場合は、事前に脱いでおきましょう。
挨拶中に携帯電話が鳴らないよう、電源を切っておくことも忘れないようにしてください。
自宅に入る際、玄関のドアを後ろ手で閉めてはいけません。ドアのほうに体を向けてから閉めるようにしましょう。玄関先では、まず「お時間をいただきありがとうございます」とお礼を伝えます。相手のご両親と初めて会う場合は、簡単に自己紹介をしましょう。
自宅に上がる際は靴を並べますが、その際相手に背を向けてはいけません。斜めに向いて膝をつき、つま先が玄関に向くように靴を並べるのがマナーです。
部屋の中に通されて座るよう促された場合は、下座に座ります。下座は、洋室だと出入り口に近い場所、和室だと床の間から遠い場所です。相手のご両親から上座に座るよう勧められることがあるかもしれませんが、その際は「結婚のご挨拶に伺いましたので」と断るようにしましょう。もし再度勧められた場合は断らず、お礼を伝えてから上座に座ります。
手土産を渡す際は、袋や風呂敷から出して両手で渡します。その際、「つまらないものですが」と伝えてはいけません。相手に気を遣わせないよう謙遜した言葉ですが、相手によっては「おいしくないものを渡すのか」と思われてしまう可能性があります。ご両親に気持ちが伝わるように「お好きだと伺いましたので」「おいしかったのでぜひ」などの一言を添えてから渡すようにしましょう。
全員が着席したら改めて自己紹介を行います。その後、すぐに本題に入るのではなく歓談を楽しみ、飲み物は勧められてからいただくようにしましょう。
歓談を楽しんだあとは、タイミングをみて結婚の挨拶を行います。椅子に座っているときは姿勢を正し、座布団に座っているときは座布団を外してから挨拶をするのがマナーです。
結婚の挨拶が済んだあとは再び歓談を楽しみますが、長居は禁物です。訪問してから1〜2時間を目安においとましましょう。
退出するときは、洋室であれば椅子から立ち上がってから、和室であれば座布団を外してからお礼を伝えます。玄関先では、履いていたスリッパを整えるようにしましょう。
靴を履くときにコートを羽織る方もいるかもしれませんが、コートは外に出てから着用するのがマナーです。もしご両親にコートを羽織るよう勧められた場合は、靴を履いたあとに羽織ると良いでしょう。最後にもう一度お礼を伝えてから玄関を出ます。ご両親が外まで見送りをしてくれる場合は、振り返ってお辞儀をしましょう。
帰ったあとは、お礼の連絡を忘れてはいけません。帰宅時間が遅い場合は、翌日の午前中にお礼の電話を入れるのがベストです。また、お礼状を出すとより丁寧な印象を与えられます。
ここでは、結婚の挨拶時に関するよくある疑問についてお答えします。
結婚の挨拶時は、婚約指輪を外しておくのが無難です。なぜなら、結婚の許可をまだ得ていないからです。結婚の許しを得るために挨拶に伺うので、その際は婚約指輪を外しておくようにしましょう。
食事を勧められた場合は、準備をしていることもあるかもしれないので断らずにいただくのがマナーです。その際は、お手伝いが必要かどうかも確認しておきましょう。
食事をいただいたあとの片付けは、「手伝わせてください」と伝えるのがベストです。ご両親によってはキッチンに立ち入ってほしくない場合もあるため、事前に許可を得てから手伝うようにしましょう。
遠方で宿泊が必要な場合は、「自宅に泊まっていって」と勧められることがあるかもしれません。しかし、結婚の許可を得るために訪問しているため、基本的にはホテルの予約を取っておくことが大切です。そうすれば、ご両親に気を遣わせずに済みます。
プロポーズに成功したら結婚へと進みますが、その前にご両親への挨拶が必要です。
結婚の挨拶をする際、マナーを知らないと「結婚後に自分の子どもが苦労しないか」と心配になって許可をくれない可能性があります。パートナーのご両親に安心してもらうためにも、挨拶に伺う前にマナーを押さえておきましょう。
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